あなた side.
数分後____
この子も私と契約している式神の一人。
因みに一番勝手に顕現する回数が多い。
私が今日から通学する六賽学園。
表向きは精選された者しか入学する事が出来ない進学校。
しかしその実態は百鬼夜行と対峙する為に設置された
祓い屋養成学校である。
大量の霊力が一箇所に集まっているのが感じられる。
独特な雰囲気を醸し出している漆黒の門を通ると、
今まで全く見えていなかった校舎が顕になる。
入学式の時期を故意にずらしている為
桜は散ってしまったが、他の人達の会話を聞くと
普通の学園の入学式のように感じる。
考え事をしていたせいで受け身がとれず、後ろによろける。
後ろに振り返って言葉を返す。
水色と淡い紫色の髪を持つ人達が此方へと向かってくる。
今まで父母以外に霊力を褒められた事が無く、少し混乱する。
ジジッ…
‘’まもなく入学式が開始されます。
該当する生徒の皆さんは講堂までお集まり下さい。‘’
敢えてその言葉を肯定せず会釈する。
あれだけ洗練された霊力。
きっとこの学園で有名人だろう。
そんな方達がと私が一緒に居れば……
またあんな事が起きてしまう_____
この先生と関わりを断つのは骨が折れそうだけど。
___ side.
「真逆この学園に入学してくるとはな笑」
「確かに! 」
「他の三人にも伝えなきゃね!」
「変に乗り気やな笑」
「だって何千年振りに見つけれたんだよ!」
「最初に見つけたのはないちゃんやけどなー」
「 む〜……」
「ま、探す手間が省けて良かったな」
僕らの生贄を___
next ☆ 50


















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!