第2話

恋心
12
2020/08/05 03:04 更新
女の子と衝突してから、鈍く痛む頭を押さえつつ教室に入る。
霧宮 彰兎
霧宮 彰兎
おはようございます…
ちょっと緊張しつつ、顔を覗かせながらドアを開ける。
クラスメートたちの視線が突き刺さり、少したじろぐ。
そのなかには、さっきのあの子もいた。
李島 零
李島 零
!!
霧宮 彰兎
霧宮 彰兎
あ、どうも…
李島 零
李島 零
同じクラスだったんですねっ…
さ、さっきはごめんなさい…
ちょっと上がり気味。すごく緊張している。
霧宮 彰兎
霧宮 彰兎
ああいやいや。こっちも不注意だったし。
すっかり縮こまっている。何回も謝られるとこっちもあまり気分がよくない。
霧宮 彰兎
霧宮 彰兎
もう本当に、大丈夫なんで。謝らなくていいし。
李島 零
李島 零
そ、そうですか…よかった。
霧宮 彰兎
霧宮 彰兎
あと、敬語使わなくていいよ。
李島 零
李島 零
えっ、はい!いや違くて、うん!
どじっ子で、おっちょこちょいなんだなぁ。
霧宮 彰兎
霧宮 彰兎
一年間よろしく。
李島 零
李島 零
こちらこそっ!
頬を赤らめて、恥ずかしそうに笑う彼女。可愛らしい笑顔。
霧宮 彰兎
霧宮 彰兎
チャイム鳴るな。席つこう
李島 零
李島 零
あっそうだね!
パタパタとかけていく。だが、席を間違えたらしく焦りながら自分の席へ戻る。
霧宮 彰兎
霧宮 彰兎
…ド天然かよ
誰に聞かせるともなく呟いた。

彼女のことが、なんとなく気にかかっていた。

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