第20話

ここでずっと th×fk
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2026/03/16 16:26 更新

不安になる🐶と甘やかす‪🐹





京介side



夜遅く、リビングのソファに沈み込んでスマホをいじってた。



大夢はさっきシャワー浴びに行ったきりで、まだ出てこない。



INI STUDIOの新曲が今日0時に解禁されたって聞いて、さっきからリピートしてる。



HIROMU名義で出た「またどこかで」


マルシィの右京さんが書いた曲だって。


切ないラブソングだって噂通り、胸がざわつく。



画面の中で大夢の声が流れてくる。



柔らかくて、でもどこか遠くを向いてるような声。




「何の関係もない僕だけど
見せたい景色や
話したい今日のことや
聴きたいのは
どんな音楽より君の『愛してる』」







……は?







心臓が急に重くなった。






大夢の声が、まるで俺じゃない誰かに語りかけてるみたいで。





失恋ソングだってわかってる。フィクションだってわかってる。




でもサビの「どんなどんな音楽より君の『愛してる』」って部分で、喉が詰まった。





大夢は今、俺の隣にいるのに。




一緒に暮らして、毎晩同じベッドで寝て、朝起きたらキスして「おはよう」って言ってるのに。





この歌詞、まるで「もういない君」に向かってるみたいだ。





「一生なんてなかったけど僕が好きだった人」




終わりの「<エンディング>」の文字が画面に浮かんで、曲がフェードアウトする。



リピート再生だからまた最初に戻るけど、俺はスマホを膝に置いたまま動けなくなった。



……俺のこと、好きじゃなくなったのかな。



最近忙しくて、ちゃんと話せてなかったかも。



大夢の視線が時々遠くに行くの、気づいてたけど、見て見ぬふりしてた。



シャワーの音が止まって、足音が近づいてくる。



大夢が出てきた。タオルで髪を拭きながら、俺を見て笑う。



大夢「京介、まだ起きてたんだ。曲聴いてくれた?」



俺は無理やり笑って、




京介「うん。めっちゃいい曲じゃん。右京さん天才だな」




って言ったけど、声が震えてた。自分でもわかった。




大夢が近づいてきて、俺の隣に座る。



濡れた髪からいい匂いがして、いつもなら抱きつきたくなるのに、今はなんか怖い。




大夢「……どうしたの? 顔、暗いよ」





大夢の手が俺の頬に触れる。




冷たくて、びくってなった。





俺は我慢できなくて、ぽつりと言った。





京介「大夢さ。あの曲……俺のこと、まだ好き?」

---



大夢side



京介の声が小さくて、震えてて。



びっくりした。



いつも強気で、俺をからかったり甘えさせてくれたりする京介が、



こんなに不安そうな顔してるの、初めて見たかも。




大夢「え……? 何それ、急に」



俺は笑おうとしたけど、京介の目が本気で潤んでて、笑えなくなった。



スマホの画面見たら、まだ「またどこかで」が再生待機中だった。



あ……これか。



俺はそっとスマホを取って、曲を止めた。


そして京介の顔を両手で包んで、真正面から見た。




大夢「バカ。あの曲、失恋ソングだよ? フィクション。
右京に『切なくて、でも温かい、過去の恋を想う感じ』ってお願いして作ってもらったんだから」



京介は目を逸らさずに、



京介「でも……『何の関係もない僕だけど』とか、『一生なんてなかったけど』とか……

俺のことみたいじゃん。俺たち、ずっと一緒にいるって決めたのに……

大夢がいつか俺じゃなくてもいいやって思う日が来るんじゃないかって、急に怖くなった」







……ああ、そういうことか。






胸がきゅって締めつけられた。



俺の歌が、こんなに京介を傷つけてたなんて。



俺は京介をぎゅっと抱き寄せた。


まだシャワー上がりの体温が低いのに、京介の体は熱くて、震えてた。



大夢「ごめん俺の声で、そんな風に思わせちゃってごめん」



耳元で囁く。


京介の背中に手を回して、強く抱きしめる。



大夢「俺はさ、どんな景色見ても、京介と一緒に見たいって思う。今日あったこと全部、京介に話したい。

笑ったりふざけたり、一緒にいる時間が一番幸せで。

『愛してる』って言葉、どんな音楽より大事だって、あの歌詞は……本当は、今の俺が京介に言いたいことなんだよ」





京介の肩がびくって動いた。



顔を上げさせて、涙で濡れた目を見る。




京介「大夢……」




大夢「俺、京介のこと一生好きだよ。
未練とかじゃなくて、今もこれからも、ずっと。
離さないから。離れさせないから」





俺は京介の唇にそっとキスした。



最初は優しく、でもだんだん深く。



京介が俺の首に腕を回して、もっと強く抱きついてくる。



離れたら、京介が照れくさそうに笑って、




京介「……甘えていい?」



って小さな声で言った。



俺は頷いて、京介を膝の上に乗せた。



向かい合って、額をくっつける。



大夢「いっぱい甘えて。俺、京介の全部が欲しいから」



京介は俺の胸に顔を埋めて、



京介「大夢の『愛してる』が聞きたい……曲じゃなくて、直接」



俺は笑って、京介の耳元で何度も囁いた。




大夢「愛してる。大好きだよ、京介。
ずっと、ずっと、一緒にいよう」




京介の体から力が抜けて、ようやく安心したみたいに、俺に全部預けてきた。




あの曲は、確かに失恋の歌。



でも俺にとっては、京介へのラブレターみたいなもの。



これからも、どんな曲を歌っても、



一番伝えたいのは、目の前にいるこの人にだけだ。

---


京介side


大夢の膝の上に乗せられて、額くっつけてる状態のまま、俺はまだ胸がざわざわしてる。




「愛してる」って何度も耳元で囁かれて、ようやく涙が止まったけど、代わりに恥ずかしさが爆発しそう。



京介「……もう、こんなんで不安になるの、情けないよな」




俺がぼそっと呟くと、大夢がくすって笑って、




大夢「情けなくないよ。俺だって、京介が他の誰かに笑いかけてるの見ると、胸が痛くなるもん」



って。



そんなこと言う大夢の顔、めっちゃ近くて、真剣で。




俺の心臓がまたドクドク鳴り始める。





京介「大夢の曲、聴いてる時さ……
『僕が好きだった人』って過去形で歌ってるのが、
まるで俺が過去になるみたいで怖かった」




大夢の目が少し細くなって、俺の髪を優しく撫でる。





大夢「ごめんね。あの歌詞、確かに過去形だけど……
あれは『失った』じゃなくて、『失わないために想ってる』って意味なんだよ。
右京さんもそう言ってた。
時間が経っても、想いが色褪せないように、って」



俺は大夢の胸に顔を押しつけて、





京介「じゃあ……俺も、ずっと大夢のこと好きでいていい?
未練タラタラみたいになっても、いい?」





大夢が俺の背中をぽんぽん叩いて、





大夢「未練じゃなくて、現役の愛だよ。
俺も京介に未練タラタラだから、おあいこ」




って笑う。




ずるい。こんな優しい言葉で、俺の不安全部溶かされちゃう。





俺は勢いで大夢の首に腕を回して、





京介「じゃあ今から、いっぱい甘える。
今日一日、俺のことだけ見てて」




大夢が「もちろん」って頷いて、俺を抱き上げた。



そのまま寝室に連れて行かれて、ベッドに優しく下ろされる。




大夢「京介、今日は俺が全部してあげる。何が欲しい?」




俺は照れながら、でも素直に言った。




京介「……大夢の『愛してる』、もっと聞きたい。
あと、ぎゅってして、キスして、
朝まで離さないで」




大夢の目が優しく細まって、



「了解。全部叶える」


って。
そしたらもう、言葉じゃなくて体で全部伝えてくるみたいに、優しく、でもしっかり抱きしめてくれた。

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大夢side




京介をベッドに寝かせて、上から覆い被さるように抱きしめる。



京介の体、さっきより熱くて、震えも止まってる。




よかった……本当に安心してくれたみたい。




俺は京介の耳元で、ゆっくり囁き続ける。



大夢「愛してるよ、京介。今日も、明日も、明後日も。
何年経っても、変わらない」



京介が俺の背中に爪を立てて、




京介「俺も……大夢のこと、死ぬほど好き」



って小さな声で返す。


その言葉が嬉しくて、胸が熱くなる。



俺は京介の頬にキスして、額に、鼻先に、唇に。



最初は優しく、だんだん深く。



京介が俺の舌を受け入れて、甘い吐息を漏らす。




京介「大夢……もっと」



京介が俺のシャツの裾を掴んで、引き寄せる。



俺は笑って、京介の首筋に唇を這わせる。



大夢「甘えん坊だな、今日は」




京介「大夢のせいだよ……こんな優しくされたら、もっと欲しくなる」



京介の声が甘くて、俺の理性がちょっと飛ぶ。



でも今日は、京介を不安にさせた分、ちゃんと愛で埋め尽くしたくて。



俺は京介の手を取って、自分の胸に当てた。




大夢「ここ、京介でいっぱいだよ。感じて」



京介が俺の心臓の音を聞いて、目を潤ませる。



京介「ドキドキしてる……俺と同じ」



大夢「当たり前でしょ。京介のこと考えてるだけで、こうなる」



俺たちはそのまま、時間を忘れて絡み合う。


キスして、触れて、囁き合って。


何度も「好き」「愛してる」を繰り返して。



朝方、京介が俺の胸に顔を埋めて眠りにつく頃、


俺はまだ京介の髪を撫でながら、思う。



あの曲「またどこかで」は、確かに切ないラブソング。


でも俺にとっては、京介と出会ってからの毎日を、





「これからもずっと、どこかでじゃなくて、ずっとここで一緒に」って



確かめるための曲になった。





京介が寝息を立ててるのを聞きながら、


俺もそっと目を閉じる。

「またどこかで」じゃなくて、
「ここで、ずっと」。

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大夢くんのソロ曲があまりにも良すぎて思わず書いてしまいました😭


若干なっとく行ってない物語ですがどーーしても投下したくて😭すみませんあいまいで💦

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