インカムから鳴海隊長達の会話が入ってきた。
目の前にモニターが映し出され、オペレーターの来栖さんより各地に出現した怪獣のフォルティチュードが表示される。
まずい、宗四郎や亜白隊長、キコルちゃんに鳴海隊長、みんな負けるとは思っていない……けど、
唯一小隊長が請け負う場所にも出現した大怪獣がいる。
東雲小隊長と立花小隊長の2人は自分の担当エリアのため、急いで戻った。
つい先日、東雲小隊長と話した言葉が浮かぶ。
「鳴海隊長が、好き」
「死にたくないって、思うようになって…」
立花小隊長が怪獣に首を掴まれている。
次は、自分の番なのか?と絶望すら抱くレベルの大怪獣……怪獣13号。
機動が恐ろしく早い、並の攻撃は通りにくいどころか全て避けられる。
東雲小隊長
解放戦力 73パーセント
ドドドドドッ!!!
東雲小隊長がガトリング砲を打ち込んだタイミングで13号から距離を置く立花小隊長。
すぐさま弾を補充し打ち込むが、煙幕で姿が見えなくなった隙に背後を取られ、打撃を受けた。
地面がめり込むほどの打撃を受け、各所から流血する東雲小隊長を見下ろす13号。
歯ぎしりなのか声なのか、キリキリと音を発しながら
じっ、と見下ろす。
保科流抜討術
2式 風穴
ドッ!!!
風穴で13号の肩口に穴を開けた。
戦力全開放で叩き込んだ技は、すぐには修復しない。
私が13号を攻撃している間に、怪獣8号に部分変身したカフカさんが東雲小隊長を抱え救出する。
バチバチと青いイナズマと共に、
カフカさんが完全に変身する。
怪獣8号に完全変身した途端、13号は真っ先に8号に狙いを定めた。
拳を向けてきた13号を、片手で止めるカフカさん。
…流石、フォルティチュード9.8は伊達じゃない。
案の定、13号はカフカさんに1発食らっただけで絶命した。
その後、立花小隊長と東雲小隊長の手当をしながら、寄ってくる余獣を討伐していた。
そうしている内に、インカムからは次々に11~15号の討伐報告が入り、嬉しさを噛み締めていた。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。