俺が記憶喪失をした……日からあの5人が入れ替わりで毎日来るようになった。まだ足の骨折とか治ってないせいで退院ができない。
正直毎日こられても困る。たまには1人で居たいときもあるのだ。でも今日毎日来るってことは俺の事を心配してくれてる証拠…なのだろう。
俺は記憶喪失とやらであいつらとの記憶が無い。あいつらと俺は高校生の頃に会ったらしいが…高校生の頃の記憶が何一つ浮かんでこない。
記憶喪失…になってしまったからだろうか。ほんと何一つ思い出せやしない。だから…俺とあいつらは本当に会ってたってことなのだろうか…
ふと、病室の窓から空を見た。
いつも街にいると、街の光で星空は綺麗に見えないだろう。でもここはとてもいい場所だ。街の光もそんなに明るくなく、とても綺麗に星が見える。
何故か、悲しくなってくる。その気持ちは今の俺にはよく分からないものだ。
いや、こんな時間にくんなよ…今9時半だぞ。9時半。てかどうやって入ってきたんだよ…
うわ、こいつ絶対俺の心よんでるやん。さすがにそんなことないとおもうけども!いやそれにしても絶対この時間帯狙ってきただろ!
全く…不思議な奴らだ。こんなヤツらと絡んでたなんて…















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。