第6話

したいこと
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2024/07/13 02:19 更新
「こんにちは。」「なんですか?」「挨拶だよ。返さなくてもいいよ。」「はぁ、、」「ま、そんなに警戒するのもわからなくもないさ。だって君は大橋先生が担任だろ?」「…知ってるんですか?」「もちろんさ。だってあの先生は私の息子を教えているからね。」「え?」「改めて、自己紹介をしようか。私は沙藤祐美。祐樹は私の息子だよ。」「うそ、だってみんな祐樹は施設育ちって。」「それは、半分間違ってて、半分合ってるかな。私は祐樹の父親だったからね。」「それって、、」「うん。今は施設にいる。5歳までは一緒に住んでたんだけどね。事業が失敗してね。」沙藤にそんな過去が、「なるほど、、それでお金がなくなって、、」「そうだよ。私の夫は息子を産んだ後亡くなってしまって。嫁のいとこが大橋先生なんだよ。」お嫁さんも、、「そうなんですか、、」「ごめんね。こんな話聞きたくないか。じゃあ、君は何がしたい?」「え?」何がしたいか、か
「フェルマーの料理ってさ、志尊さんもかっこいいけどやっぱり音楽も最高クラスだよね!」「方程式ってめっちゃ言ってたやつ?」「そうそう!すごくあってる感じがしてさ!日本のアニメとかドラマって音楽も最高クラスだからさ!」「そういうものかな、?」「うん!人を変える力があるよ!だってその後算数がんばろう!ってなったし!」「あれ、前の算数の点数って、?」「50点!」「え?すごいじゃん!前までのび太レベルだったのに!」「流石に酷くない?瑞樹ちゃん笑」「まぁまぁ笑」
私は、「私は音楽がしたいです。人の人生を変えるぐらい、昔の自分を思い出せるような、そんな歌を作りたいです。」「そう。わかった。じゃあ、この部屋に入って。」「はい。」そこで私を待っていたのは、たくさんのギターと太鼓、そしてマイクだった。「わぁ!」「何か欲しければ言って。なんでもは無理だけどここは自主性を重んじてるしさ。」「わかりました。触ってみても大丈夫ですか?」「いいよ。引いてみても大丈夫。そこに椅子があるから座りな。」「はい!」座って触ってみる。ギターの木目が綺麗で、弦は六種類。真ん中に穴が空いていて響くようになっている。抑えながら、引いてみる。「ふふ。まぁ私はここで失礼することにするよ。」「あ、はい。どもです。」「ゆっくり楽しんで。」「はい!」あれ、めまいが、、
「ねぇ、瑞樹。逃げないでよ。」なんで、彩月がいるの?「なんで?なんで?私たち親友だよね?なんで逃げるの?ねぇ、なん」
「西山さん?西山さん!?」
気づいたら私は心理病院にいた。診断結果はPTSD。彩月とのことがかなり応えたみたいだ。ただ、軽度だからそこまで拘束はされず、一週間ほどのカウンセリング後、解放された。できるだけギターには触らない方がいいと言われてたが、もちろんやる。多分これは私のやるべきことをする度に、起きる。ならば今やった方がいい。できるだけ早く、このトラウマを克服する。それが私のやるべきこと。その後、私は何回か吐きながらも少しずつ、上達していった。必ず昔の彩月を取り戻すんだ。

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