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小説
青春・学園
変人、転校してきました
詐欺師のような友人
あなたの名字、リーダーとして一言言ってくれ
だる…
彼はそんな事を言いながら教卓の前に立つ
え〜、ミネ先生の選抜により選ばれました、あなたの名字あなたです
彼はいつも通り作り笑顔で話していた
僕は実際の事を言うと選ばれるなんてことは毛頭考えてませんでした
いきなり選ばれたのにすらすらと嘘を言っている辺りこの状況には慣れているのだろう
しかし選ばれたからには、皆さんの役に立てるように頑張ります！
その時、彼に向けた拍手がたくさん送られる
言葉巧みに人を人からの信用を得るその姿はまるで詐欺師のようだった
ありがとうあなたの名字、ならリーダーの指示に従って準備をしてくれ、準備開始！
先生、僕一人では少し荷が重いので副リーダーを決めてもよろしいでしょうか？
ああ、構わないぞ
なら…ハルヤ、副リーダーを任してもいい？
…え？
お、ハルヤなら任せられるな、頼んだぞ
そしてみんなが拍手をしてきた
そんな中、フェイ君だけが哀れみの目で僕を見ていた
