翌日_______________
[あなたside]
雨宮あなたはやくも友達が出来ました!
めっちゃ嬉しい...
そーいえば猛虎にバレー部のマネージャーやるって言ってなかった。
あれから色々考えたけどやっぱりバレーに関わることがしたいって思ってたからやる!
でも、、バレる可能性は高いんだよなぁ……
自己紹介でも言った通り私、全日本ユースなんです… んーま〜でも苗字変えたし
カツラも被ってるし、バレないよね!
よし!じゃあ猛虎に言おう
昼休み_______________
ポロポロ
気づいたら涙が出てた
私が青城にいた時は幼なじみの岩ちゃんと徹(及川)といたんだけど
特に及川はすごいモテて、だから私は及川ファンに目をつけられた。
ある日
モブ1「ねぇ、あんたこっち来てくんない?」
あなた「私?」
モブ1「そうだよ。はやくしろ!」
そこにはモブ2モブ3が待っていた
モブ2「あんたさちょっとかわいいからって調子乗ってんじゃねーよ」
あなた「そんなつもりじゃないよ!徹達とは幼なじみなだけ!」
モブ3「うっせーな!ねぇあれ持ってきた?」
モブ2「もちろん」
取り出したのはカッターだった。
必死に逃げようとしたけど、抑えられて抵抗出来なかった
モブ2「やるネ」
モブ1「顔はお楽しみに取っといてさき体やろ!」
モブ3「いーね」
モブ2「おい抵抗すんな」
バシュ ビチョ
あなた「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッッ、痛いィ!!(嘘これ私の血?)」
その時、 ガラッ 扉があいた
及川「あなた!?」
あなた「と...おる?」
及川「あぁそうだ。おい、これどういうことだ?」
モブ2「えっとこれはその...」
モブ1「うちらが来た時にはもう、ズタボロだったよ!」
あなた「違..う」
及川「やっぱりお前らじゃねーかよ」
モブ3「こ、こいつが及川様と馴れ馴れしく話してるからいけないのよ!!」
及川「もういい。保健室行くよあなた」
そのまま保健室に行き、病院へ緊急搬送された。
さいわい、命に別状はなく、バレー選手も出来るそうだ。
モブ達は退学処分になったが、それからも私はいじめられ、岩ちゃんと徹とバレー部のみんな以外友達は出来なかった。
いじめがつらすぎて転校することになりここ音駒高校に来たということである。
女友達なんて、出来たことないし、話すとしても徹の事を聞かれるだけだ。
だから、今女友達ができてこんなにも優しくしてもらえるなんて思ってもいなかったから...
涙が(ポロポロ)
放課後_______________
ガラッ (体育館のドアを開ける音)
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!