第5話

第4話 偽りの師範 無一郎目線
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2023/07/05 13:17
大正時代、僕達は師範を亡くした
とても大切な人だった
とても尊敬してる人だった
優しくて、かっこよくて、たまには可愛くて、ご飯なんかも奢ってもらって
そんな師範が大好きだった
だが、ある日
師範は上弦によって殺された
僕はホントに悔しかった
悲しかった
師範を殺した上弦が許せなかった
あのとき、助けてもらった人が
恩人が
殺されたなんて信じられなかった
信じたくなかった
でも信じるしかなかった
そして、僕達は生まれ変わり、中高一貫キメツ学園の生徒として生きている
前世の記憶はある
どうしても師範に会いたい
そして、ある日出会った
唯華
ねぇ
有一郎
…?
無一郎
誰?
唯華
えぇ!?覚えてないの!?
唯華
あなただよ!
唯華
今の名前は唯華だけど
唯華
中身はあなた
無一郎
え、?
そこにいたのは師範だった
有一郎
ほ、本当に師範なのか、?
唯華
うん
唯華
嘘つくわけないでしょ〜
無一郎
し、師範…
僕はその場で泣きわめいてしまった。
赤ん坊じゃないのに
師範と会えて1ヶ月
やっと会えたと思ったらさ
あなた
霧あなたです
無一郎
え、?
次は名前も苗字も、前世の師範と同じ人が現れたんだ
僕は疑問に思った
師範は1人だもの、2人もいるわけがない
でも2人目の師範は前世と姿は変わらない
こっちが本物?とも思ったけど
僕は最初に会った師範を本物だと信じた
𝑒𝑛𝑑
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