第26話

番外編「図星」(優哩side)
9
2026/08/03 09:43 更新
菊川 優哩(きくかわ ゆうり)
菊川 優哩(きくかわ ゆうり)
…ハァ……
いつもの通学路。

そこを歩きながら俺はため息をついた。

最近考えごとが多すぎて寝不足だ。

気がついたらいつも璃楽とそのきょうだい達のことばかりを考えている。

なぜなら、璃楽たち精暖乃華きょうだいは普通の人間ではなく、“魔法界の人間”なんじゃないかと感じるからだ。

魔法界。

それは、実在することのない人間が創り出した架空の世界だとされている。

でも、俺は魔法界が実在すると信じている。

俺がそう考えるにはある理由があった。
二年前のある日、父さんが道端で一冊の本を拾ってきた。

見るからに怪しい見た目のその本には、実際あるはずのない魔法界の歴史や歴代の王、魔法の呪文や魔物などが細かく載っていた。

考古学者である父さんは、それを見てひどく心を奪われたらしい。

それからは毎日のように魔法界のことについて研究している。

そして、父さんと同様に、俺も見たこともない魔法界という世界に心を奪われた。

だから俺は魔法界のことを信じているし、そんな世界に憧れている。

まぁ、そんなこと言ったら絶対に馬鹿にされるだろうから、誰にも言ったことはないけど……。
諸原 優羅(もろはら ゆら)
諸原 優羅(もろはら ゆら)
おはようっ!優哩!
菊川 優哩(きくかわ ゆうり)
菊川 優哩(きくかわ ゆうり)
おはよう、優羅
教室に入ると真っ先に優羅が声をかけてきた。

優羅、いつも元気だな。

元気がない日をほとんど見たことがなくて苦笑いがでてくる。
_精暖乃華@もののけ__璃楽@りら_
精暖乃華もののけ璃楽りら
あっ、優哩くんおはよう
菊川 優哩(きくかわ ゆうり)
菊川 優哩(きくかわ ゆうり)
璃楽もおはよ
璃楽とも挨拶を交わして、自分の席に着く。
菊川 優哩(きくかわ ゆうり)
菊川 優哩(きくかわ ゆうり)
あれ?そういえば結嬉は?
_精暖乃華@もののけ__璃楽@りら_
精暖乃華もののけ璃楽りら
結嬉ちゃん?まだ来てないよ
菊川 優哩(きくかわ ゆうり)
菊川 優哩(きくかわ ゆうり)
あっ、そうなんだ…
珍しいな。この時間にはいつも結嬉は来ているのに…。

____ガラガラッ。

そんなことを考えていると、ちょうど結嬉が教室に入ってきた。

真っ先に結嬉のところにかけよって、声をかける。
菊川 優哩(きくかわ ゆうり)
菊川 優哩(きくかわ ゆうり)
結嬉、おはよう!
花元 結嬉(はなもと ゆき)
花元 結嬉(はなもと ゆき)
優哩、おはよ~
続いて、璃楽と優羅も結嬉に駆け寄ってくる。
_精暖乃華@もののけ__璃楽@りら_
精暖乃華もののけ璃楽りら
結嬉ちゃん、おはよう
諸原 優羅(もろはら ゆら)
諸原 優羅(もろはら ゆら)
おはようっ!結嬉!
花元 結嬉(はなもと ゆき)
花元 結嬉(はなもと ゆき)
二人もおはよう
菊川 優哩(きくかわ ゆうり)
菊川 優哩(きくかわ ゆうり)
結嬉、今日来るのいつもよりちょっと遅かったね
菊川 優哩(きくかわ ゆうり)
菊川 優哩(きくかわ ゆうり)
何かあったの?
気になっていたことを聞いてみると、結嬉は眠たそうに言った。
花元 結嬉(はなもと ゆき)
花元 結嬉(はなもと ゆき)
えっ、そんなに遅かった?実は今日ちょっと寝坊しちゃって……笑
そういうことかっ。

結嬉に何かあった訳じゃなくて良かった。
_精暖乃華@もののけ__璃楽@りら_
精暖乃華もののけ璃楽りら
へぇ。結嬉ちゃんでも寝坊することあるんだ
璃楽が意外そうに言う。
花元 結嬉(はなもと ゆき)
花元 結嬉(はなもと ゆき)
そりゃあるよぉ~。もう眠たくて眠たくて…
諸原 優羅(もろはら ゆら)
諸原 優羅(もろはら ゆら)
授業中、寝ちゃだめだよ~?
菊川 優哩(きくかわ ゆうり)
菊川 優哩(きくかわ ゆうり)
それは優哩でしょ
諸原 優羅(もろはら ゆら)
諸原 優羅(もろはら ゆら)
あ、バレた笑
____キーンコーンカーンコーン

みんなで楽しく話していると、HRが始まるチャイムが鳴った。
諸原 優羅(もろはら ゆら)
諸原 優羅(もろはら ゆら)
やばっ
_精暖乃華@もののけ__璃楽@りら_
精暖乃華もののけ璃楽りら
早く席着かないと
俺達は、慌ただしく席に着いたのだった。
____キーンコーンカーンコーン
時森 清(ときもり せい)
時森 清(ときもり せい)
よし、じゃあここまで
時森 清(ときもり せい)
時森 清(ときもり せい)
次の時間は体育だから遅れないようにね!
三限目が終わるチャイムが鳴って、担当の時森先生が言った。

その途端、みんなが立ち上がる。

確か、次の時間は体育館だったよな。

そんなこと考えていると、優羅達に声をかけられた。
諸原 優羅(もろはら ゆら)
諸原 優羅(もろはら ゆら)
ね、次体育館だよね!早く行こー!!
(※みんなすでに体操服に着替えていますby作者)
菊川 優哩(きくかわ ゆうり)
菊川 優哩(きくかわ ゆうり)
うん、そうだね
そう言って立ち上がる。
諸原 優羅(もろはら ゆら)
諸原 優羅(もろはら ゆら)
ほら、結嬉何してるの?
諸原 優羅(もろはら ゆら)
諸原 優羅(もろはら ゆら)
早くしないと遅れちゃうよ~
なかなか立ち上がらない結嬉に優羅が声をかける。
花元 結嬉(はなもと ゆき)
花元 結嬉(はなもと ゆき)
あっ、ごめん。私、職員室に行かないといけなくて…汗
花元 結嬉(はなもと ゆき)
花元 結嬉(はなもと ゆき)
先に体育館行っててくれない?
諸原 優羅(もろはら ゆら)
諸原 優羅(もろはら ゆら)
そうなんだ。じゃあ、先行っておくねー!
_精暖乃華@もののけ__璃楽@りら_
精暖乃華もののけ璃楽りら
またあとで
花元 結嬉(はなもと ゆき)
花元 結嬉(はなもと ゆき)
うん。またあとでね
菊川 優哩(きくかわ ゆうり)
菊川 優哩(きくかわ ゆうり)
大丈夫?ついていかなくていい?
花元 結嬉(はなもと ゆき)
花元 結嬉(はなもと ゆき)
うん!大丈夫だよ。ありがと
菊川 優哩(きくかわ ゆうり)
菊川 優哩(きくかわ ゆうり)
そっか…
そんな会話をして、三人で教室を出た。

結嬉、一人で置いて行って良かったのか…?

やっぱり、一緒に行った方が良かったんじゃ……。

…でも、大丈夫って行ってたし…。

俺がそんなことを考えながら無言で歩いていると、急に璃楽が話しかけてきた。
_精暖乃華@もののけ__璃楽@りら_
精暖乃華もののけ璃楽りら
ねぇ、優哩くん
菊川 優哩(きくかわ ゆうり)
菊川 優哩(きくかわ ゆうり)
ん?どうしたの?
_精暖乃華@もののけ__璃楽@りら_
精暖乃華もののけ璃楽りら
あの、違ってたらごめんね
_精暖乃華@もののけ__璃楽@りら_
精暖乃華もののけ璃楽りら
もしかして優哩くんって
_精暖乃華@もののけ__璃楽@りら_
精暖乃華もののけ璃楽りら
結嬉ちゃんのこと好き?
菊川 優哩(きくかわ ゆうり)
菊川 優哩(きくかわ ゆうり)
え……っ!?
二章に続く!!
毎日投稿二日目~!

さきちゃん作の番外編~!

次回は恐らく一年後に投稿されると思うのでお楽しみに~!((殴

ということで、一巻、完結です!

明日、最後、あとがきです!!

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