………あんなに遊んだのは久しぶりだ
村人に貸してもらった家のベットに仰向けで寝っ転がりながら、私はいつものように考え事をしていた
そういえば、私、なんで悪魔メイドになったんだっけ
ふと、そんなことを考える
最後まで、他の執事たちを信じることができなかった
確かに他の執事たちとは仲良くやっていたと思う
人間関係に悩んでいただとか、そんなことじゃない
それに、一緒に生活することが楽しかった
でも、私の心の中の問題だった
私が、どこか悪魔執事たちを信じられなかったこと
他の執事たちは大好きだったけれど、なんとなく信じきる事ができなくて、心がだんだんと疲れていった
死にたいわけじゃなかったけど、なんとなく、もう死んでもいいかなって思ってた
そうして、私は悪魔化して死のうとした
○○○年前
私が生まれ育ったのは、東の大地の少しだけ大きな村
私は、全ての才能を持って生まれてきた
私はそこで、"巫女"として神様のように崇められていた
そして、"巫様"と呼ばれていた
村人たちは、私をとてもよく尊敬していたと思う
でも、私は、私を見る村人たちの目に、どこか孤独感を感じて、崇められるということが苦手だった
時々、こんな会話が聞こえてくる
心を読む能力を持っている私の役割は、村人間のトラブルを解決するという小さなものだった
でも、それに助けられた村人は多くいて、村人たちは、本当に私を慕っていた
それでも、私のことをよく思わない人間は一定数いるようで………
しょうがないじゃないか
勝手に聞こえてきちゃうんだ
私はこんな能力望んだことないのに…!!
辛い
悲しい
寂しい
痛い
当時10歳にも満たない子どもの私では、この環境がただの地獄にしか感じられず、日々一人で泣いていた
現在












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!