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第57話

XXの招待 IV
くれ 葉月はづき
ん〜…
瀬戸口せとぐち りゅう
さっきからどうしたの?
くれ 葉月はづき
いやぁ、どうしてユリちゃん達はこのゲームを始めたのかなって。
碑賀ひが あずま
その話を何で今更と言いたくなるようなことを言うな。
くれ 葉月はづき
ずっと笑ってばかりだけど、何か無闇に人を殺すのが好きって感じの子ではないんだよね〜…
千島ちしま 瑞樹みずき
人が死ぬのを見るのが好きだから、ゲームを開催したに決まってる。殺したいだけなら別に俺達じゃなくても良いし、ゲームじゃなくても良いだろ。
福冨ふくとみ 一霖いちりん
まぁ、僕達じゃなきゃ他の誰かが殺されることになるし、あまり強く言えるようなことではないよねぇ。でも、確かにゲーム!って言うなら開催した理由はあるはず…
瀬戸口せとぐち りゅう
考えたところで分かんないって。本人に聞いてみるか?何で始めたのって。
くれ 葉月はづき
そんな勇気私にはありませーん!瑞樹君が聞いてみたら?
千島ちしま 瑞樹みずき
俺!?無理無理、嫌だ。
福冨ふくとみ 一霖いちりん
へっぽこ!
千島ちしま 瑞樹みずき
おいコラ。
福冨ふくとみ 一霖いちりん
あ、もう次の階だよ!
俺の言葉を無視した一霖が2階へと続く階段の最後の段をジャンプするように登る。

2階は確か…
碑賀ひが あずま
ジムか。
くれ 葉月はづき
あとは売店!ここで何かお菓子とか買ったら駄目なのかなぁ…
福冨ふくとみ 一霖いちりん
お金持ってるの?
くれ 葉月はづき
…ないね。
狭い売店とそれとは反対にホテルなのかと疑問に思いたくなるくらいに広く本格的なジムだった。
一般的なジムに置いてあるマシンは一通りあるように見える。
くれ 葉月はづき
お菓子は諦めよう…私、売店にないか探してくるよ!狭いから探すのすぐに終わりそうだし。
瀬戸口せとぐち りゅう
一人で大丈夫そう?
くれ 葉月はづき
大丈夫!誰かに襲われたらパーン!って返り討ちにするから!
瀬戸口せとぐち りゅう
言葉自体に説得力はないけど、葉月ちゃんが言うと凄い説得力つくよ…じゃあ、俺達はジムで探すか。
福冨ふくとみ 一霖いちりん
何かあったら大声出してね!瑞樹達が助けに行くから!
くれ 葉月はづき
了解!
そう言うと、手を振って呉さんは駆け足で売店へと入って行った。
俺達も探そうとジムに足を踏み入れる。
千島ちしま 瑞樹みずき
これ、探して何も無かったらかなり時間を無駄にすることに…
碑賀ひが あずま
そういうことは考えない方が幸せだぞ。
瀬戸口せとぐち りゅう
ささっと探せば時間は無駄にならないんだから、早く終わらせようぜ。
福冨ふくとみ 一霖いちりん
おー!
千島ちしま 瑞樹みずき
だな。
部屋の四隅に行って、晩餐へとの鍵を探し始める。
まだ一霖しか持っていない。欲を言うなら、俺達の人数よりも多い数の鍵を手に入れて他の人にも渡してあげたい。
瀬戸口せとぐち りゅう
おっ!面白いもん見つけた!瑞樹!ちょっと来い!
千島ちしま 瑞樹みずき
名指し?何だよ、変なのだったら…
10分程経った頃だろうか。
ランニングマシンを見ていた龍が俺を呼んだ。
何か変なもんを見つけたと思い、さっさと適当に返事をしようと俺は龍の元へ。
だが、そこで俺が見たのは想像と違った物。
千島ちしま 瑞樹みずき
これ…鍵か?
瀬戸口せとぐち りゅう
そーそー。鍵。説明書付き。
─────────────────────

やっほーい、ユリちゃんだよ!
これを見つけたのは誰か知らないけどー、
流石に説明無しはきつそーなので説明書!

まぁ、簡単に言えば“心拍数上げず走る”だね。
パラメーターがあるっしょ?
それが赤にならないように気を付けて、
1.5km走ったら鍵は手に入りまーす。
なんて簡単!

やっぱ走るなら運動が出来る人かなぁ。
ではでは、ご健闘を〜!

─────────────────────
千島ちしま 瑞樹みずき
…龍は俺に走れと?
瀬戸口せとぐち りゅう
よく分かったじゃん。
千島ちしま 瑞樹みずき
嘘だ、お前の方が体力あるだろ?
瀬戸口せとぐち りゅう
何言ってんだ。俺は空手部、瑞樹は陸上部。陸上部ならな?行けるよな?
千島ちしま 瑞樹みずき
いや、柔道部っつってもお前は…
瀬戸口せとぐち りゅう
東!一霖君!鍵見つけた!瑞樹が走って手に入れてくれるってさ!!
福冨ふくとみ 一霖いちりん
えっ、ほんと!?
碑賀ひが あずま
頑張れ。
………逃げれなくなった。
瀬戸口せとぐち りゅう
さー、瑞樹ささっとやっちゃっえ!
千島ちしま 瑞樹みずき
最低だ…お前、見た目以外にも悪い部分あるんだな…
瀬戸口せとぐち りゅう
うるせー!完璧な奴なんているか!
龍に背中を押されて、俺は強制的にランニングマシンに立たされる。

飯が待ってると言われると腹減って走る元気とか全く無いんだけど…

…そんなことを思っても龍はお構い無し。
諦めた俺は溜息を零しながら心拍測定器を身につけると、スタートボタンを押したのだった。