第10話

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2020/06/09 15:21 更新
1番後ろが私の席。そこにはペンキで「タヒね」と書かれた机がある。


幼稚すぎる。全く成長しない虐めにため息が出そうだ。



「キモイんですけど〜」
「ブスが優里さんの姉だなんて信じられない〜」
「もぉ、学校来なければいいのにぃ〜」
「泣くんじゃね〜の?」
「見ろよ、アイツ泣いてんじゃね?」
「ブスの泣き顔なんて見たくねぇよ‪w」


…こんなの、






泣けねぇよ。



落書きすんのはいいけどせめて乾かしてもらえないかな。


長澤
お、珍しく全員揃ってるな。おい、ジェシー、北斗、お前らはもう少し教室に顔を出せ
ジェシー
はーい
松村北斗


黒板の前に立つと長澤は私を睨んできた。
机の落書きを見てもなんも注意しないし、この前の言葉なんて忘れているんだろうね。


まぁ、別にいいけど。










何事も無かったかのように授業が始まる。



ペンキのせいで机にうつ伏せることができない私は、ぼーっと空を眺めていた





プルルルル…
長澤
おい、誰のスマホだ!!

「俺じゃねぇぞ…」
「長澤の授業で命知らずのやつだな…」
「やべーよ、先生の顔ちょー怒ってるぞ」




…私のスマホか。



表示されてる名前を見て、私は急いで廊下に行って電話に出た
あなた
あなた
もしもし
人手がほしい
あなた
あなた
すぐ行く
なるべく早く頼む
あなた
あなた
了解

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