第52話

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2026/04/25 02:34 更新
言side
問ちゃんと莉央ちゃんの結婚式の帰り、目の前であなたの下の名前ちゃんが事故にあった
僕は一緒にいたのに何もできずに、ただ呆然と見ているしかなかった
あなたの下の名前ちゃんの目が覚めるまでの1週間は地獄のようだった
病院の先生からは“もしかしたら、意識は戻らないかもしれない”と言われ、本当に生きてる心地がしなかった
東問
言ちゃん、あなたの下の名前ちゃんは絶対目を覚ますよ
莉央
だから、信じて待とう?
僕が暗い顔をしていると、真っ先に声をかけてくれたのはいつも問ちゃんと莉央ちゃんだった
2人だって、不安なはずなのにいつも励ましてくれて......
他のみなさんも気にかけてくださって、僕はどうにか自分を保っていられた
そんなある日に、
ふくらP
あなたの下の名前ちゃん、面会OKだって......!
東問
!言ちゃん......!
莉央
良かったね!
あなたの下の名前ちゃんが一般病棟に移動になったから、面会ができるという連絡が入ったらしい
それを聞いて問ちゃんと莉央ちゃんは真っ先に僕のところへ来てくれた
正直言って、めちゃくちゃ安心した
本当に、本当に良かった......
ふくらP
東言
ふくらさん......
ふくらP
行ってきな
問と莉央ちゃんの3人で
すると、ふくらさんからそう提案された
東言
...いいんですか?
ふくらP
うん
きっと、それが1番いいと思うから
ふくらさんに背中を押されるような形で、僕たち3人は病院に急いだ
でも、現実はそう甘くはなかった
あなた
...改めまして、こ、こんにちは
目を覚ましたあなたの下の名前ちゃんは、まるで別人のようだった
まず見た目は事故の影響で、あらゆるところに包帯が巻かれていて痛々しい様子だった
そして......何もかも覚えていたかった
僕たちのことも......自分のことも
信じたくなかった、信じれなかった
先生によると、頭を強く打ったことによる記憶障害とのことだ
確かに、あなたの下の名前ちゃんの目にはは映っていなかった
東言
.........
東問
...言ちゃん
あなたの下の名前ちゃんの病室を後にしてから、問ちゃんはそっと背中をさすってくれた
さすが、双子
何も言わなくても分かってくれる
あなたの下の名前ちゃんの前では明るく振舞ってたけど、やっぱり......辛いよ
好きな人の記憶から、自分の記憶が消えるなんて......
なんで、あなたの下の名前ちゃんばっかりこんな目に......!
莉央
...なんで、あなたの下の名前なの
東言
莉央...ちゃん
まるで今の僕の気持ちをそのまま表すかのように、莉央ちゃんが呟いた
莉央
なんで...あなたの下の名前ばっかり!
あなたの下の名前は、何か悪いことした?
莉央ちゃんの目には涙が溜まっていた
その言葉には怒りと悲しさと悔しさが混じっていた
でも、莉央ちゃんの言う通り
なんで、あなたの下の名前ちゃんばかり苦しめられなければいけないんだ
東問
...あなたの下の名前ちゃんは強く生きてるよ
東言
( ゚д゚)ハッ!
でも、問ちゃんは真っ直ぐそう言った
確かに、あなたの下の名前ちゃんは終始笑っていた
いや、僕たちを安心させるために笑顔でいてくれてたんだ
ずっと僕はあなたの下の名前ちゃんが、かわいそう・・・・・だと思ってた
でも違う
勝手に、あなたの下の名前ちゃんを被害者扱いにしていただけなんだ
あなたの下の名前ちゃんは生きている
それだけで......十分なんだ
東言
...そうだね、問ちゃん
莉央
言、ちゃん?
問ちゃんの言葉に頷いて反応すると、莉央ちゃんは不思議そうに僕を見つめていた
僕に今できることは、あなたの下の名前ちゃんをサポートすること
あなたの下の名前ちゃんが楽しくまた生活できるように、支えるんだ

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