第36話

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2026/02/22 01:51 更新
問side
今日は莉央と付き合って5回目のクリスマス
まぁ、クリスマスに付き合ったから記念日でもあるね
もちろん記念日ということで、デートに来ております
今年もあの日からずっと欠かさず行っているプレゼント交換をした
莉央は僕に手編みのマフラーをくれた
本当に嬉しかった
実は、前から莉央の手作りの何かが欲しいとずっと言っていた
莉央はお菓子作りが好きで僕とよく一緒に作っているけど、お菓子みたいな消費するものじゃなくてずっと形として残る物が欲しかった
だから莉央は、慣れない手編みで頑張ってくれたんだろう
しかも、僕の好きな青色
“青ばっかでごめん”と謝るところが、また莉央らしい
本当に愛おしいな
僕は今年は5回目ということで、奮発して莉央がずっと欲しいと言っていた今大人気の香水をプレゼントした
莉央は泣いて喜んでくれた
僕は、そのリアクションが本当に嬉しかった
そして、毎年恒例なものはもう1つある
それは、イルミネーションを見ることだ
4年前の今日、イルミネーションの前で告白してから毎年イルミネーションを見に行くことが定番になっていた
もともと莉央はイルミネーション好きだしね
そして僕は、密かにある決断をしていた……
莉央
わっ…人、多いね~
東問
離れないでね?
今年は新しくできたショッピングモールのイルミネーションを見に来た
どうやら、ちょうど今日が点灯式らしい
そのせいかいつもより人が多くて押しつぶされそう
僕は、莉央の手を離さまいとぎゅっと握った
莉央
ふふっ、うん!
僕の言葉に莉央は嬉しそうに頷いて、ぎゅっと握り返してくれた
相変わらず可愛いことしてくれるな
??
…それでは、点灯まで!
3…2……1………!
全員
…うわー!
司会の人のカウントダウンに合わせてライトアップされた
あまりの綺麗さと豪華さにここに居た誰もが感嘆の声を漏らした
でも、本当にイルミネーションは綺麗だ
今回はモールだけじゃなくてモールの近くの通りもイルミネーションが施されるらしい
規模のデカさにびっくりしてしまう
毎年見ているが、毎年場所も違うしイルミネーションの飾りとかも違うから全然飽きない
莉央
……綺麗
かくいう隣の莉央も思わず呟いていた
僕はイルミネーションもだが、なにより今隣で目を輝かせてイルミネーションを見ている莉央の横顔が1番綺麗に見えた
東問
…ほんとだね
だから僕はつい、莉央を見たままそう返してしまった
莉央
…って、ちょっと問ちゃん!
なんで私の方向いてるの?笑笑
すると莉央は僕の視線に気づいたみたいで可笑しそうに笑っていた
莉央は、本当に自分のことに関しては鈍感だね
僕には、どんなに豪華で綺麗なイルミネーションよりも、君が1番綺麗で輝いて見えるんだよ?
東問
莉央、楽しい?
莉央
うん!今年も最高だよ
問ちゃんは?
東問
僕も楽しいよ
莉央
良かった!
僕の言葉に安心したみたいで莉央は満面の笑みを浮かべた
……あぁ、愛おしいな
……やっぱり、ここがいいかな
東問
……ねえ、莉央?
莉央
なーに?問ちゃん
僕は覚悟を決めて改めて莉央の方に体を向ける
莉央はすぐに僕の方を見てくれる
東問
…僕さ、本当に幸せ者だよね
莉央
…ふふっ、なに急に?
僕の唐突の始まり方に莉央はまた笑っていた
東問
だって、大好きなことをずっと続けてこれてさ、それを仕事にできて、環境も最高で……
東問
…それに、莉央とも出会えたし
莉央
…え?
莉央の名前を出すと莉央はびっくりしていた
まさか自分のことを言われるとは思わなかったんだろうか?
東問
莉央と出会ってから、本当に毎日が楽しいんだ
付き合う前は、今日はオフィスにいるかな?とかいつもソワソワしてたし
莉央
そうだったんだ…
東問
莉央と付き合えてからも、本当に1日1日があっという間だった
莉央といる1日1日が僕にとって、特別だったんだ
莉央
問ちゃん…
めっちゃ一気に喋ってるけど、心臓はバクバクしてるし緊張で莉央をちゃんと見れない
それに早口で喋っちゃってるし…!
クイズ大会より緊張してる……!
東問
ねえ覚えてる?
…莉央が大吉を引き当てたときのおみくじの話
莉央
…確か、私が大3のときだよね?
もちろん
ここで僕はおみくじの話へ……
東問
あのとき、“待ち人遅し”って書いてあったよね?
莉央
書いてあったね
東問
でも、僕は“待ち人は来るよ”って言ったじゃん?
莉央
うん
東問
なんでか、分かってる?
莉央
え…?
僕の問いかけに莉央は目を丸くしていた
やっぱり分かってなかったんだ
じゃなきゃ、あんな態度ら取らないか
東問
…ふぅ~
僕はゆっくり深呼吸をして、莉央の目を真っ直ぐ見る




























東問
…その待ち人が、僕、だからだよ?
莉央
…え
僕の言葉に莉央は固まっていた
言葉を失っているみたいなそんな感じだった
僕の言っている意味が分かってるのか分かってないのかがよく分からない
莉央
…!
少ししてから、莉央は何かに気づいたのか目を見開いていた
もしかして……
東問
…さすがに言ってる意味わかった?
莉央
…問ちゃん……
僕がそう聞くと、莉央は頷くわけでもなくただ僕の名前を呼んだだけだった
ただ、それだけで莉央が理解してるかどうかが僕には分かった
東問
…実はプレゼント、もう1つ用意してたんだ
莉央
……!!
僕はそう言いながらポケットに忍ばせていたもう1つのプレゼントを取り出した
それを見た莉央は今日の中で1番驚いていた
僕はそんな莉央の前にプレゼントを差し出す





















東問
…僕と、結婚してください
莉央side
たった今、問ちゃんからプロポーズをされた
莉央
……😢😢
私は言葉とプレゼントに涙が溢れてきた
そのプレゼントとは……もちろん小さな箱に入った指輪
あのおみくじのときから、みなさんがニヤニヤしていたり結婚を仄めかすことを言っていたりして、なんでだろうなとずっと不思議に思っていた
知らなかった
待ち人が、こんなすぐにいるなんて……
問ちゃんは、あのときからずっと考えていたんだね……
今さらながらに気づくなんて……!
だから、あのときあなたの下の名前も分かって……
じゃあ、みんなが言ってた“あれ”って......!
莉央
…っ私でいいの……?
涙を流しながら、やっと出た言葉がそれだった
結婚するということは一生を共にするということ
生半可な覚悟じゃ絶対にダメだから
東問
…莉央が良いんだよ?
東問
僕、莉央のこと…世界一愛してるから
莉央
…😭😭😭
ずっと涙を流していたが、問ちゃんの“愛してる”という言葉でさらに溢れ出てしまった
問ちゃんの言葉にはなんの迷いもない、真っ直ぐな気持ちだった
私も、ちゃんと答えなきゃ…!



















莉央
…っ、私も……私も、問ちゃんのこと、世界一愛してるよ!
莉央
こんな私で良ければ、よろしくお願いします!
東問
莉央……!
私の言葉を聞いて、問ちゃんはすぐに私を強く抱き締めた
私も抱きしめ返す
東問
…っ、良かった…良かったよぉぉ!😢
どうやら、問ちゃんは安心したみたいで泣きながらそう言っていた
莉央
…ありがとう、問ちゃん
東問
こちらこそ、だよっ……
ありがとう、莉央
私たちはお互いに感謝の気持ちを述べた
莉央
ねえ、はめてくれる?
東問
!もちろん!
私が体を話して左手を差し出すと、すぐに察した問ちゃんは指輪を私の左手薬指にはめてくれた
指輪には小さなハートがついていて、本当に綺麗で可愛かった
莉央
綺麗……
東問
気に入ってくれた?
莉央
もちろんだよ!
私は嬉しくなってまた問ちゃんに抱きつく
問ちゃんは優しく受け止めてくれた
やばい……これ現実?!
東問
……莉央
少しして問ちゃんが私の名前を呼んだ
問ちゃんを見ると、いつにもなく色っぽい目つきをして私を見ていた
すると、ゆっくりと顔が近づいてきた
私はすぐに気づき、ゆっくり目を瞑った
その瞬間、私の唇に柔らかいものが触れた
次に目を開けたときに見たのは、幸せそうに微笑む問ちゃんの顔だった
その顔を見るだけで私まで嬉しくなる
莉央
問ちゃん、愛してるよ!
東問
僕も愛してるよ、一生
だからこそ、言いたくなるんだ
伝えたくなるんだ
東問
幸せになろうね
莉央
うん、一緒に幸せになろう!
この先どんなことがあるか分からないけど、問ちゃんとならどんなことも乗り越えられる気がするよ
問ちゃん、ありがとう
私、今、世界一幸せだよ





































僕たち/私たち、結婚します
今回は問さんと莉央ちゃんのクリスマス編を書いてみましたー!
「あれ」は、このことだったんですねー^^
みなさん、分かりましたか?
もし、夢主ちゃんのクリスマス編も見たい人がいらっしゃるなら、コメントにお願いします🙇
(前にデート編を書いたので、今のところは考えていません)

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