最近、何もいいことがない。
最近というより、毎日と言った方が正しいかもしれない。
そのいいこととは…。
例えば、
好きなやつと付き合えたり。
まぁ自分でもよく分かっていない。そもそも好きなやつなんていない。
好きなやつなんていない、と思い込んでいる。
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周りには馬鹿なやつばかり。
正直言ってつまらない。
質問には一言で返す。これはいつものこと。
だから周りの奴らも慣れてる。
こっちのセリフだっての。
本当に最近はつまらない。
そう思っていた時、変な奴が現れた。
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初めは"ただの転校生"だった。
でも気づいたら"ただのセフレ"に変わっていた。
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こいつもかなりだるかった。
話をちゃんと聞かないと怒るし、やけに心配性だし。
だけどこいつがいるだけで、ストレスだけは解消できた。
この時初めて「自分は最低なんだ」ということに気がついた。
"あの時"も多分そうだったんだなって、"あいつ"に迷惑かけてたんだなって。やっと気がついた。
セフレになって2週間しか経ってないのにも関わらず
俺はそいつを捨てた。
やっぱ"あいつ"しかいねぇんだって気づいたから。
俺はホテルを出た。当然伯治は追いかけてくる。
外は夜。季節は秋で、肌寒くなってきた頃だった。
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伯治に追いつかれ口論になってた時、お前は現れた。
隅で盗み聞きしてたことも分かってた。
その後あいつが俺の前に来たら、なんか嬉しかった。
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『え、いや知ってるも何も前世で約束しただろ』
『まさか忘れたわけ?』
『あーもういいや』
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ほんと、バカみてぇ。
俺は善逸と話すのが怖くて知らねぇなんて嘘ついた。
俺が全部覚えてるってバレてねぇよな?笑
早くあいつに話さなきゃな。











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。