第44話

44
374
2020/08/01 00:00
°



あなたside




住む?


ここに……?




あなた「どうして?」

紫耀「…結構、突拍子もないこと言ったよね」

紫耀「ごめん、忘れて」




え…今、はぐらかされたの?

どうして一緒に住むの?




紫耀くんの考えてること、分かんない



突然一緒に住もうなんて言われても、返事できない



どうしてそういうことになったんだろう



待っている言葉とは違い、気落ちしている私がいた



心の中には何か、蟠りができた




……でも




あなた「あの…さ」

紫耀「?」

あなた「言えないことは言わなくていいんだけど」

あなた「…もし、なんか…悩み?あれば、話くらいなら聞けるかもしれないから…」

紫耀「……」

あなた「でもアドバイスとかはあんまりできないかもしれないけど( ˟_˟ )」

紫耀「…うん(笑)ありがとう」

あなた「じゃあ私そろそろ戻るね(笑)」





紫耀くんは、何かを思って、考えてる



それはきっと私のこと



私は、私の欲しい言葉を、



「好き」



その一言を、ただ待つしかない




°

プリ小説オーディオドラマ