第16話

第14話
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2022/10/03 11:23 更新
五条悟
だれ?君たち。…あぁ。なるほど、しつこい粘着ストーカーファンか、…彼方を連れ去ったやつ?うーーん…それじゃあちょっと…許せないかもなぁ生かせないかもなぁ
五条悟
僕たちはすごく仲がいいようなことはしてなかったけど、ちゃんと家族してたのになぁ。そんな平穏を壊すなんて…ねぇ?
長尾景
はぁ?!違うよ!!お前らが彼方を大切にしないからこうやって彼方が逃げ出したんだろ?!
五条悟
あ??“俺”は彼方のこと大切にしてたけど?父さんや母さんだって確かにあまり話はしなかったけど、別にこれといって仲が悪いわけじゃ…
夏油傑
…いや、それは違うのかもしれない。たぶんだけど、彼の言っていることはあっているんじゃないか?だってほら、…彼方が怯えてるよ。
弦月藤士郎
ギュッ(彼方を抱きしめてる)
甲斐田晴
サスサス(なだめてる)
夏油傑
しかも、私は彼方がいなくなる前に相談を受けていたから、少なくとも君たちのお父さんとお母さんが…っていうところは正しくないと思うよ。
五条悟
………は?じゃあなに、父さんと母さんが彼方を虐げていたってこと??
弦月藤士郎
……あの。ちょっと一旦冷静になって話し合いませんか?彼方がここに居る経緯とかも僕らは知っていますし。
五条悟
うるさい。君たちには関係のないことでしょ?早く帰ってよ。これは僕らの問題なの。
弦月藤士郎
……静かにしな…。…だから、僕らはここまでの経緯を知っている、そう言いましたよね??どうして彼方がここにいるのか、配信活動をしているのか、すべてを知っていて、しかも深く関わってる僕らが“関係ない”と?はぁ、じゃあ言わせてもらいます。この彼方がやっている配信活動にあなたたちは関係ないです。早くどっか行ってください。
甲斐田晴
エッちょっと弦月…?やばいんじゃないの…?
長尾景
そうだそうだー!関係ねぇやつはもう帰れー!……彼方が怖がってんだろ…?
甲斐田晴
ちょっと長尾まで…!…はぁ………。心で思ってても口には出したらあかんよっていうたやないのあんたたち!!
五条悟
……ふーん。いい度胸じゃん…。いいよ、そんなに殺されたいならやってあげるよ…。
長尾景
お、殺る気ですか。いいよぉ~?祓魔師なめんなや。
夏油傑
悟。なに策にはまってるんだ…。どう見ても罠だっただろう。ここは東京のど真ん中。ここで乱闘騒ぎでも起こしたら話題になってしまうだろうが。警察がすっ飛んでくるよ。
弦月藤士郎
……少なくともそっちの人はまだまともなんですね。
…はあ、分かったらさっさと話し合いしましょう。これ以上無駄な労力を使いたくありません。
甲斐田晴
……彼方、大丈夫だよ。弦月口喧嘩強いんだよ…w。きっと言葉であいつら追い返してやるからさ。
あなた
…………ありがとう、ございます…。
五条悟
……で?ここまでの経緯ってなに?
弦月藤士郎
……それは…
あなた
…私が、言います。
甲斐田晴
彼方…。
長尾景
…大丈夫か?
あなた
はい。
あなた
『あの方はできるのに、なんであなたはこんなにできないの!?』

『所詮悟様の残りカスね。』
五条悟
え…?
夏油傑
……
あなた
私はずっと、そう言われ続けてきました。でも、耐えて、耐えて、もっと強くなればだれかがきっと認めてくれる。そう、思っていました。
ある日聞いたんです。私は所詮残りカス。ゴミは処理される予定だったんですよ。……御当主さまが私を殺せ、と命令なさっていたのを聞いてしまったんです。
五条悟
は……?
五条悟
なにそれ、聞いてないんだけど、
あなた
それはそうでしょうね。言ってませんから。
私は、そのときになって、初めて“死”というものが怖くなりました。だから、逃げたんです。
五条悟
…………。ずっと、普通の世界が欲しくなって飛び出したんだと思ってた。なんで…いってくれなかったの?僕があいつらを殺すなんて簡t…
あなた
ふざけるな!!!!!!!
VΔLZ
ビクッ
五条悟
っ………
あなた
普通の世界が欲しくなった…?呪術界はそんなに生やさしいものじゃない。
なんでいってくれなかったのって…?当たり前じゃないですか、そんなお花畑な思考をするのが分かってたからですよ!!!!!!!!!
私は!!私の意思で、死にたくない、と、まだ死ねない、とそう思ったから逃げたの!!!!!!!!!!!

私の人生をこれ以上壊さないでよ!!!!!!!!!!!!!
弦月藤士郎
…………っ…。
甲斐田晴
彼方…。
長尾景
………………。
五条悟
か、なた……
夏油傑
…悟。帰ろう。
五条悟
っ…でも!
夏油傑
君は!彼方に、過去の苦痛をもう一度味わわせたいのか!?
このまま彼方が帰ったら、何らかの危害を加えられてしまうなんて目に見えているだろう。少し頭を冷やせ!
五条悟
……っわかっ、た。
夏油傑
………すまなかったね。いきなり押しかけて、怖い思いをさせて。もう私たちからはここにはこないよ。
……でも、もし高専に来てくれる気があるなら、この連絡先に連絡してくれ。別に要件は何でもいいから、生存確認だけ、させてくれないか?
あなた
わ、かりました
夏油傑
じゃあね、彼方

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