中也side
中也が床を蹴った瞬間、周囲の空気がミシリと悲鳴を上げた。
彼の体から溢れ出す禍々しい赤黒い輝きが、周囲の瓦礫を意思があるかのように浮き上がらせる。
彼の拳が触れた空間は、目に見えない巨大な鉄槌で叩かれたように、放射状に砕け散った。
40階以上ある最上階から1階のパーティ会場まで大きな穴を空けた
中也の周りから人は遠ざかり、混乱を起こしている
中也の後ろに立ち塞がるのは、アントニオも部下だと名乗る者と、銃を武装している警備兵
中也に向かって警備兵が銃の引き金をひく
重力操作で止めた銃弾を今度は警備兵に向かってセット
そして、音速を超える速度で警備兵に向かって発砲させる
全滅、制圧完了
部下だと名乗った奴だけかすり傷一つもついてない
中也が、男に重い一撃を入れようとしたが
男は、何事もなかった顔をしている
男は不気味な笑みを浮かべている
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!