今日は運営が貸し切ってくれた旅館に行く日。
その日は連休で、両親もたまたま予定が入っており、丁度家を空けている日だ。
数日間娘を1人にすることを何も躊躇しない親に都合が良いため、少し感謝する。
戸締りを確認して家の扉に鍵をかける。
いつものウィッグを被り、少しばかりのお金と着替えを学校のカバンに入れて片手で持つ。
今更ながら参加を決意した事を後悔をしている。
でも、まだ兄がいた頃家族で行った旅行がとても楽しかったことを思い出すと、ほんの少しだけ気持ちが踊った。
交通費も何もかも運営が負担してくれるので、
お金を使う場面といったらお土産くらいだろう。
ただお土産をあげる人も居ないあなたにとってお金はただの緊急時用でしかない。
あなたは本社へと足を急いだ。
数十分後、
集合時間よりも10分前に着いたあなた。
本社の前には人だかりが出来ていた。
がやがやと声が聞こえる中、
あなたは少し離れた所でそれを見ていた。
突如背後から聞こえた声に驚き、肩が跳ねた。
後ろを振り向くと、とてもファンシーな服に
ツインテールをしたクリーム色の髪があなたの目に映った。
目線が低いりりむ似合わせながらも、
あなたの方からも自己紹介をした。
にっこりと笑うりりむを見て、
あなたも上手に微笑む。
旅館の部屋割りという意味だろうか。
詳細は特に送られて来なかったため、
少し心配になるあなた。
返事をしたところ、集合がかかった。
その為それぞれ列に並ぶ。
本格的に、楽しい旅行が始まろうとしていた。
このような会話が裏で行われていると知らずに
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お話の途中失礼します🙇♀️
今絶賛スランプでして....(泣)
本当に辛いんで、
良かったら応援コメントをお願いします(т-т)
この作品の良さを教えてください...🥹
うぁああああああ!!!も゛う゛っ!!!
スランプまじで辛いㅠㅠ
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。