雨栗side
こめしょーがリビングで声を上げた。
るざぴは部屋でゲームだそうだ。
ソファから起き上がり、こめしょーを見る。
こめしょーが突然黙り、顔をしかめる。
こめしょーが、ちらっと俺の顔を覗き込む。
その時、悲しい顔になりこう言った。
過去。
俺が一切誰にも話してこなかった。
親もきっと話していない。
親が話すのはほんの1部で、
2人が全部知れる程じゃない。
いつか、2人に全部言えたら。
そんな幸せなことが起きたら。
米将軍side
ざっぴはニコニコ笑顔で言った。
不安と期待と緊張。
それらが一気に混ざりあう。
俺はこういう場に遭遇したことがない
訳では無い。
大人である以上、経験はある。
家庭上、人よりも多かったであろう。
でも、俺は初めての感覚があった。
雨栗side
部屋に一人でいるタイミング。
スマホは見ないようにしようと決めていた。
また迷惑かけるだけだから。
静かな空間に俺の心臓の音、呼吸の音が響く。
頭はネガティブなことしかない。
気を抜いたら涙が出そうだった。
切り替える。
それが今は難しい。
頭ではわかってる。
布団を被って目を閉じた。
精一杯の力で俺は睡魔を手繰り寄せた。
2人は自分のことをやっている。
邪魔はできない。
文字ばっかりになっちゃった
読んでくれてありがとう〜!!!











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。