米将軍side
久しぶりのマイクラだった。
初期地点。
そこは立派な和風の家が立っていた。
周りにはそれを取り囲む地形。
見事、圧巻だ。
この時点で俺は違和感があった。
雨栗の声がだんだん薄れて、弱くなっている。
気のせいだと、思いたかった。
雨栗のマイクからクリック音が聞こえている。
それはいつもと変わらなかった。
案の定だった。
ガタッ
何かが倒れた音がした。
俺はdiscordを抜け、急いで雨栗の部屋に行った。
ガチャ
雨栗は机に突っ伏していた。
その時、ざっぴも入ってきた。
雨栗は安心したように、ベッドに座った。
ざっぴも俺もベッドに座る。
悲しい顔をして、俯く雨栗。
メンバー愛の強い雨栗らしい言葉だった。
雨栗の心の中は分からない。
だけど、俺たちは助け合えた。
着実に成長していく俺たちは、
この世で1番素敵だと思った。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!