第2話

十歳の誕生日
21
2023/07/14 12:57 更新
今日は、美琴ちゃんの十歳の誕生日。だからこそ彼女達は豪華な夕食を楽しんでいるのだが、、
姫川美琴
姫川美琴
わーい!久しぶりの豪華な夕食だー
姫川麗子
姫川麗子
そうよー。今日は美琴の誕生日だからね。
姫川美琴
姫川美琴
ねぇお母さん?なんで今日はこんなに豪華なの?確かにいつも誕生日は夜ごはんが少し豪華になるけどこんなに豪華なのは始めてだよ?
姫川麗子
姫川麗子
十歳の誕生日だからよ。ほら、十歳ってのはキリが良いじゃない。
姫川美琴
姫川美琴
じゃあ、二十歳の誕生日にはもっと豪華になるの?
姫川麗子
姫川麗子
っ!・・・。
その日の夜、私たちは話し合っていた。
姫川麗子
姫川麗子
はぁぁぁぁぁぁぁ
八雲
八雲
珍しいじゃない、ため息なんて。
姫川麗子
姫川麗子
そりゃ、ため息も吐きたくなるわよ
あーあ、こんなことなら誕生会なんてやるんじゃなかったわ。
八雲
八雲
確かにあの子、かなり喜んでいたわね。
姫川麗子
姫川麗子
逆にそれが心苦しいってものよ。
八雲
八雲
だったら、やらなきゃ良いじゃない。
姫川麗子
姫川麗子
はぁ、貴女ならわかるでしょう?「姫川の宿命」よ。
八雲
八雲
ふぅん、なら、やるのね?
姫川麗子
姫川麗子
もちろんよ、姫川の巫女は誰よりも強くなくちゃいけない。誰よりも、つまり先代よりも。
それでもやっぱり心苦しさはあるわね。
八雲
八雲
なら尚更、やめたらどう?
貴女だって、辛かったのは覚えているでしょう?
姫川麗子
姫川麗子
そりゃもちろん、あん時は死にたかったわよ。でも私はそれを乗り越えたからここにいる、姫川の巫女として存在してる。だから今じゃ正しかったって、ちょっと思っちゃってるのよね。
八雲
八雲
・・・そう、だったらこの家族の問題に私が首を突っ込むわけにはいかない、お邪魔な妖怪はこれで引っ込むことにするわね。
但し一つだけ言っておくわ。絶対に後悔のないようにして、いい?
姫川麗子
姫川麗子
えぇ、美琴は任せたわよ。

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