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どうしていつもこうなんだろう。
私は幼い頃なにかしてしまったのだろうか。
先生と話をする時点で既に私は泣いてしまった。
愚痴っぽく。今までのこと全部話してみようかな。
それはあなたが3歳の時。
5分後
真美さんの怒りは頂点に達して机を叩き出した。
叩くたびに机の上のコップはガタンと揺れる
バンッ
…
片付けをしていた4歳のあなた。
そうは言ってもまだ30分しか経ってないけど
20分後
バンッ、と大きな音を立てて入ってきた母親
さっきのパンダのキーホルダーをゴミ袋に入れようとする
それからほとんどの玩具や私のものを全部ゴミ袋に入れた。
ついに泣き出した私に母親は
そして近くに飾ってあった瓶4つを床に叩きつけた。
ガシャンッ!!
私はただ、震えが止まらなかった。
…
洗い物をしていた小学四年生の頃のあなた
そう言って私の方に水筒などを投げつけてきた。
何とか逃れることが出来たけど、
今までのこともあって、物音には敏感になってしまった
その代わり、人の声が聞こえづらくなったけど。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。