第3話

第2話
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2025/09/21 08:19 更新
椿「というわけでお願い!」

よこ「…はぁ」

事務所の机に頭を擦り付ける男。

警察官としてのプライドはないのか?

椿「ね?お願い!」

よこ「自分でどうにかしろよ」

椿「もってぃーが今度いいお酒持ってくるって」

よこ「さっさと行くぞ」

奏「酒に吊られる探偵もどうかと思うけど?」

奏には拳骨食らわせた。

──────

午前11時、暑くて死にそうだ。

ん?さっきの依頼主の紹介?

めんどくせぇ…。

ばっきー、椿泰我は警察官。

この街の平和を守る暑苦しい奴。

事件でつまずくとすぐに俺を頼ってくる。

解決してもいいが、コイツの手柄になるのであんまり受けたくない。

なんか癪だからだ。

椿「ほとんど、もってぃーに取られてますー」

基の手柄らしい。

よこ「で、基は?」

椿「カフェでコーヒー飲んでるよ」

よこ「…。」

さっさと連れてこい!

2発目の拳骨は腹にした。

椿「…つ、れてきましたっ」

涙目だ。

奏「椿くん可哀想」

基「殺されたのは午前2時、部屋は鍵か閉まってて密室だった」

よこ「窓から逃げたんだろ」

基「密室だって言ってんだろ」

部屋の中は現状維持中なのかそのままだった。

確かに鍵閉まってんな。

部屋中を見渡すが、特に変わった点はなかった。

奏「誰が最初に見つけたの?」

基「第一発見者はこの家のお手伝いさん」

朝、食事の準備をしてこの部屋を訪れたところ死んでいたのを見つけたらしい。

被害者はちょっとした不動産屋でお金持ちだったようだ。

よこ「…意外と狭いな、この家」

椿「確かに、新の家の方が大きいね」

奏「あんな化け物と比べちゃいけないよ」

基「あいつの家、規格外だもんな」

とんでもない豪邸を見ている俺たちにとってはこの家は大したことない。

お手伝いさんの話も聞き、一旦事務所に帰ることにした。

奏「お腹減ったんでしょ」

よこ「食べた方が頭回る」

基「眠くなるだろ」

椿「眠そうなよこ可愛いもんね」

よこ「…。」

3回目の拳骨を食らわせた。

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