第9話

2月14日。君に①
11
2025/02/16 11:23 更新
バレンタイン当日。
学校が終わって、事務所に帰ってきた。
リビング_____________と言う名の物置部屋をそっと覗く。
やっぱり、今の時間は、橙矢しかいない。
ゆっくりと深呼吸する。
よし、いくぞ。
_浅井菜ノ花@あざいなのは_
浅井菜ノ花あざいなのは
あ、橙矢、やっほー。お疲れ様ー
リビングに入る。
井伊橙矢いいとうや
ん?おっ菜ノ花じゃん。どしたん?
ついに、言うのか。私の、8年の、片想いを。
やっぱり、いきなりは言えなくて、ずいっと、チョコの箱を差し出す。
_浅井菜ノ花@あざいなのは_
浅井菜ノ花あざいなのは
………あげる。
橙矢は一瞬目を丸くする。
井伊橙矢いいとうや
え、俺に?
私は黙ってこくん、と頷いた。
そのまま立ち去ろうかとも思った。けど_________________









































…後悔、したくない。
_浅井菜ノ花@あざいなのは_
浅井菜ノ花あざいなのは
橙矢!
私は声をあげる。
橙矢は不思議そうに、ん?と聞き返す。
大きく息を吸う。
私は、伝えたい。
例え、どんな結果になったとしても。
_浅井菜ノ花@あざいなのは_
浅井菜ノ花あざいなのは
橙矢のこと、小2の時から、ずっと好きでした…!
言った。言えた。
でも、今度は答えが怖くて、俯いたまま、顔をあげられない。
どんな結果になってもいいと思ったのは私だ。
でも、もし、断られたら_________________
井伊橙矢いいとうや
……ありがとう。
橙矢が言った。
橙矢を見る。
顔を真っ赤に染めていた。
井伊橙矢いいとうや
俺、誰かに好きって言ってもらったの、初めてだから…ちょっと、びっくりしてる。
橙矢は恥ずかしそうに、口元を手で覆う。
井伊橙矢いいとうや
でも、すっげー嬉しい……っ
私は顔をあげる。
まさか、そう言ってもらえるとは思っていなかった。
嬉しくて、同時に恥ずかしくて、顔が真っ赤になるのを感じる。
井伊橙矢いいとうや
俺も、実は菜ノ花のこと、結構前から好きだった。
………付き合って、くれますか。
びっくりした。嬉しかった。
_浅井菜ノ花@あざいなのは_
浅井菜ノ花あざいなのは
いいの…?
…よろしく、お願いします…!











私の8年の片想いが実った日。
それは、一生忘れない、大切な日になった。

























おまけ
_浅井菜ノ花@あざいなのは_
浅井菜ノ花あざいなのは
ちなみにさ、……結構前、ってどれくらい?
井伊橙矢いいとうや
………………………………………
井伊橙矢いいとうや
……………幼稚園の頃から。
_浅井菜ノ花@あざいなのは_
浅井菜ノ花あざいなのは
エッ\(//∇//)\
幸せな、バレンタインです。

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