⚠️嘔吐表現注意⚠️
あくまでも主の「想像」にすぎないです
いろいろと間違いだらけかと思われますがご容赦ください…🙏
夜の10時、少し遅い夜ご飯の時間。僕はついさっき買ってきたコンビニのご飯を、首を傾げながら眺めていた。お腹が空いてたまらないはずなのに、なぜか食べる気が起きない。
ライブへの減量を頑張っている自分に、ご褒美スイーツまで買ってきたというのに…
ライブ前に風邪なんてダメダメだなぁ、なんて呟きながら口に食事を運ぶ。と、その時。
明らかな違和感。ご飯の匂いがきつい。食べ物を口にすることを、身体が拒否しているようだ。
違和感をむりやり抑え、咀嚼して飲みこむ。だが、胸に何かがつかえたような気がしてどうにも気持ちが悪かった。
仮に体調を崩していたとしても、食べなければ治るものも治らない。
僕は水を喉に流し込みながら、機械的に食事をすすめた。
…どんなに食べても、味が感じられない……
全ての食べ物を胃に収め、ぼんやりと天井を眺める僕。
依然、違和感は消えていない。喉の奥が苦しくて、自然と呼吸が荒くなってくる。
飲み物を飲んだら少しでも気分が良くなるかな、と思って立ち上がる。とその時、
胃から何かがせり上がってくる。唾を必死に飲み込んでも、逆らえない気持ち悪い感覚。
動悸、眩暈、吐き気。頭痛がする。視界がぐるぐる回る。全身を冷や汗が滝のように流れる。
しんどい、くるしい、たすけて
僕は本能的に近くにあったゴミ箱をに手を伸ばし、吐いた。
歪む視界の中、ゴミ箱の中を信じられない気持ちで眺める。
調べてみると、「摂食障害」という単語が出てきた。
ダイエットやストレスにより、食事量が異常に増えたり減ったりすることらしい。
僕は静かにため息をついた。
このままじゃダメだ、という不安が心を駆り立てる。
誰でも良いから、話を聞いて欲しかった。心細かった。
手に取ったスマホを、そっとベッドに置く。
ただでさえライブ前、大事な時期だ。りぃだぁとして、みんなの迷惑にはなりたくない。
数日後。
液状に近い食べ物は吐かずに食べられることに気づいた僕は、スープやゼリーなどで栄養を補って過ごしていた。
固形物は未だ吐いてしまうけど、なんとか身体の健康は保てているのでよしとする。
もちろん不安なことに変わりはないけど…。
ピロンッ♩
LINE⤵︎⤵︎
……ダンスレッスン!?!?
のきからのメッセージを見て、僕は目を見開いた。
慌てて予定を確認すると、そこにはバッチリと「ダンスレッスン‼️」の文字が。
…そしてただいまの時刻、9時半。
無事に遅刻をかました僕は、メンバーに叱られながらレッスンを受けた。
栄養をたっぷり摂れていないこともあってか、普段よりも疲れやすい気がする。
体力を使い切ってへたりこんでいる僕とは正反対に、のきは何やらにこにこ笑っていた。
るんるんっ、と効果音でもつきそうな様子で、のきは何かを取り出してみせた。
透明な袋に包まれた、可愛らしいクッキーたち。
メンバーが目をキラキラさせてクッキーに群がった。
そんなメンバーを横目に、僕は焦っていた。
今ここでのきのクッキーを食べてしまったら、絶対に吐いてしまう。それだけは嫌だ…。
クッキーは断ろう、と顔を上げた瞬間、
のきの不思議そうな顔が目の前にあった。
キラキラと目を輝かせてこちらを見るのきに、僕は逆らえなかった。
ただ、どうしてもここで食べたくはないと思い、
と答える。
嬉しそうに去っていくのきの後ろ姿を見ながら、僕はため息をついた。
帰り道。僕は、もらったクッキーを眺めながらとぼとぼと歩いていた。
ふとそう思う。
のきの手作りなら食べられるような気がした。
あらかじめ用意していたゴミ袋を片手に握りしめ、ひと口かじる。
…吐いた。かじった瞬間、胃が逆流した感覚だ。
ぜーぜーと肩で息をしながらうずくまる。
しばらく固形物を食べていなかったからだろうか。口に食べ物を入れただけで吐いてしまった。
絶望感に襲われながら立ちあがろうとすると、
よく知っている声。いつも、僕の背後から聞こえる声。
…おそるおろる振り返ると、そこには案の定、
驚いた顔をした、のきがいた。
ゆっくりと近づいて来るのきを目の前にして、僕は焦りだす。
吐いているところを見られた。バレた。せっかくもらったものを、本人の前で無駄にしてしまった。なんて言われる?迷惑だよね。心配かけた…どうしよう。
頭の中がぐちゃぐちゃになっていく。
ずっと溜まっていたストレスで、気がおかしくなっているのかもしれない。
僕は一歩あとずさった。
その瞬間、身体の力が一気に抜けていく感覚がする。
薄れていく視界の中、焦った顔ののきがこちらに手を伸ばしているのがぼんやりと見えた。
とりあえず2000文字超えたのでここで切りますね〜!
体調不良だいすきなので書いてて口角あがりまくりでした!!2話目も楽しみにしててね👀












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。