Noside
何処かのカフェ──────
カチカチッ…📱
尾崎は今、フョードルと共に何処かのカフェに居た。
……。
(何故カフェ…?😅)
スッ…🫖
一人の男が現れ、フョードルと尾崎のティーカップに
紅茶を注いだ。
どうも。
…ありがとうございます。
(こんな時に呑気に紅茶なんか
飲んでられるかよ💢)
(…というかさっきからフョードルは
携帯で何をしてるの?)
📞さてポートマフィアさん。
つつがなく"共食い"は
終わりそうですか?
は?
(共食い?
もうそんなところまで
話が進んでるの?)
(電話の内容聴いたら
分かるかな…。)
尾崎は耳をすます。
「📞首領と探偵社の社長が決闘したらしい…。」
(決闘!?
…そうか、"共食い"の異能力は、
ウイルスの宿主どちらかが死ぬか、
ウイルスの異能力者が
解除するしかない。)
(もう少し聴いておこう…。)
「📞決闘場の洋館は何故か爆破された…。
現在、二人の生死は不明…。」
(…段々原作を思い出してきた。
二人の生死が不明というのは確か
わざとだった筈…。)
📞なるほど。
「📞約束の情報は渡した!早く爆弾を解除してくれ!!」
📞これは失礼。
(…まさか)
📞青い配線を抜けば外せます。
「📞ボンッ!!💥💣」
(…相手タヒんだな。)
(フョードルが、駒に本当の
情報教える訳ない…。)
ピッ!📱
(あ、電話切った。)
…さて。
……。
"本"を見せてくれませんか?
(…見せたら、駄目な気がする。)
(…でも、神のおかげでフョードルは
"本"に触れない筈。)
…分かりました。
(小声で言うか…。)
ボソッ((異能力『名も無き本』。
パアァ…✨📖✨
尾崎の前に"本"が出現する。
…これで良いですか?
…少し貸して貰えますか?
…どうぞ。
ボソッ((ただし…
スッ…📖
尾崎がフョードルに本を差し出す。
ボソッ((触れるなら、ですけど。
バチッ!⚡️
"本"にフョードルが触れると、フョードルの手に電流が流れた。
!
…分かりましたか?
貴方は"本"に触れません。
……。
(…無言&無表情辞めて!?😭)
その時────────
おかわりはいかがですか?
!
結構です。ありがとう。
貴女は?
…私はまだ紅茶残ってるので、
私も結構です。
カフェの店員は浅いお辞儀をして去って行った。
(…というか、"本"どうやって
引っ込めよう。😥)
…バッハのマタイ受難曲。
そろそろ潮時ですね。
密輸船で一旦街を離れますか。
!
(そろそろか。
"あの人"が現れるのは。)
思ったより容易な相手でした。
次手で消却出来そうです。
(…そんな事を言えるのは
今だけだよ。)
カタン、コツコツ…
尾崎とフョードルが席を立ち、
その場を去ろうとした、その時──────
!
!
…やぁ。
デェトするには良いカフェだね。
:( #´°ω°` ):イラァ
(今太宰さん、デートって言った?
私が!!こんな奴と!?…無いわ。)
↑テンションどうした😅
……。
(…さすがのフョードルでも、
これは驚いたみたい。
目を見開いてるし。)
さすがに驚いた顔だ…。
何故此処が分かったのか?
そう聞きたいのだろう?
実際、極限の一手だったよ。
かの魔人を欺く為の、
"これ"が私の一手だ。
…フン。
久しいな、鼠。
!
(いつかの成金野郎!)
…あぁ、素晴らしい!
"アイズオブゴッド"ですね!
?
(アイズオブゴッド?
神の目って事?)
そうだ。
街中の監視映像を統合する無謬の目。
その力で此処を見つけ出した。
君がアジトに気を取られている隙にね。
力を貸す条件は、君達がかすめ取った
組合の隠し資産を取り戻す事。
手離れした金に興味は無いが、
鼠に盗まれたままでは小癪でな。
ダダダダダッ、ガチャガチャ!🔫🔫🔫🔫
武装した人達…数人の兵隊が現れ、
フョードルに銃を向けた。
…連花ちゃん、こっちに。
あぁ、はい。
コツコツ…
尾崎は太宰のそばまで歩み寄った。
!
!
一瞬、尾崎と坂口の目が合う。
坂口は一瞬だけ目を見開いたが、
すぐに元の表情に戻った。
…あとは我々が引き受けましょう。
よろしいですね?
良いよ。
その為に呼びつけたんだ。
両手を見えるところへ。
スッ…
フョードルが言われた通りに両手を上げ、
兵の一人がフョードルに手錠を
かけようとする───────
ゾワッ!!
!
!
待て!そいつに触れるな!!
( ̄▽ ̄)ニヤッ…
(間に合え!!)
『九尾の加護』!!
バチンッ!!💥⚡️
!
!
尾崎の異能力は何とか間に合ったようだ。
そのおかげで、フョードルに触れようとしていた
兵は何とか助かった。
(良かった…間に合って。)
…妙な動きがあれば即射殺します。
…えぇ。
行きましょう。
カフェの外───────
フョードルは、坂口と兵達に連れられて去って行った。
探偵屋。
奴の異能力が分かるか?
…いいや。
分からん。
そういえば、連花ちゃん。
何ですか?
その首輪は何?
…あいつが私が気絶してる間に
着けた首輪です。
抵抗すれば、電流が流れる仕組みに
なってます。
手の込んだ首輪だね。
…私じゃあ外せないので、
太宰さんが外してくれませんか?
電流が流れるんじゃないの?
…おそらくですが、
あいつがスイッチを押さない限りは、
流れないと思います。
じゃあ、外すよ?
…お願いします。
カチャカチャ…ガチャン!
!
あ、取れた。
え、どうやって
外したんですか?
鍵穴があったから、
ピッキングで。
(そういえば太宰さんは
ピッキングが出来るんだったな…。😅)
…じゃあ連花ちゃん。
帰ろうか。
…はい!
⭐️、♥️
よろしくお願いします!
next⇒
いいねして作者を応援しましょう!
- ノンジャンル
カルパッチョ・ローヤンの妹、無表情で人嫌いです。
- ノンジャンル
月下獣じゃありません。月下"龍"です。
- 青春・学園
中島敦の妹、虐めと義兄達から離れる為に転校したら実の兄と再会しました。
- ノンジャンル
魔人の妹(?)、田舎で利用されてました。
- ホラー
猟犬にいる意味が分からなくなったので猟犬を辞めます。
- ホラー
姉に命を狙われて家出したら探偵社に拾われました。
- ミステリー
武装探偵社と芥川と一緒に旧校舎に閉じ込められました。
- ホラー
中島敦の妹、"元"天人五衰メンバーだったようです。
- ホラー
芥川に親を消された幼女、芥川に懐きました。
- ホラー
猟犬の人外少女、自分の所為で家族を失ったので正体を隠し続けたら人虎に出会いました。
- もっと見る
この小説を読んだ方は、こちらの小説も読んでいます
- ノンジャンル
失敗作少女
冷炎を恨んだ
favorite 166,605grade 11,837update 6日前 - 青春・学園
ぶりっ子のフリっておもろくね?
『及川さぁぁん♡かっこいいですぅ♡』 (女にキャーキャー言われてっからって調子こいてんじゃねぇぞゴラ!) 『キャー!岩泉先輩ナイスキー♡』 (うぉぉ!!今のすげぇ!!) 『国見くんサボっちゃ、めっ!だよ!』 (センター分けの癖にサボんな) この小説の参考等は受け付けておりません。ご了承ください
favorite 311,942grade 16,256update 6日前 - 青春・学園
意味のない人生
相「なぜ死にたい」 霧「逆に聞きたいです生きることになんの意味がありなんの価値があるんですか?」 鷹「君は一体どんな人生を歩んでいるんだ…」 霧「意味のない人生ですよ」
favorite 58,746grade 2,560update 4日前 - コメディ
苛ついたんで行方不明になってきます 。
国木田) だいたいお前は…__ 太宰) ホント仕事が遅いね君 敦) もっとちゃんとしてくださいよ、、 鏡花) 煩い 、… なまえ)うるさくないし、?!私のこと大切にしてよ?! 探偵社) そういう所煩い( こいつ等泣かせてやらァ!!! と、言う訳で行方不明になってきます 。
favorite 23,852grade 3,501update 2024/04/21 - ファンタジー
迎えを待ってたら疑われました。
「お酒は好き?」 『それなりには。』 「黒がお好きなんですか?」 『まあ…仕方なく着てるって感じですね。』 「(怪しい…)」 何で??? __________________ 新作総合ランキング 最高2位 新作ファンタジーランキング 最高1位 デイリーファンタジーランキング 最高1位
favorite 212,045grade 9,763update 2024/04/17
コンテスト受賞作品
もっと見るmeiyoオーディオドラマ&主題歌 原案コラボコンテスト
公式TikTokの注目動画
もっと見るチャレンジ小説
もっと見る- 恋愛
甘党なキミに。【完】グランプリ受賞作品
第2回プリ小説コンテストグランプリ受賞作品。そして、オススメ作品にピックアップ本当に有難うございます。イラストはプリ画でも活躍されている雪凪様より♡Twitterアカウント→yukinagi893。「嫌がってる。その手を離しなよ」風で揺れる細く茶色がかった髪。切れ長の目。透きとおった瞳。不良から絡まれているのを助けてくれた男の子は、見惚れるほどに格好良かった。それでも、私には好きな人がいてーー
- ミステリー
アミューズメントの法廷式
遊園地で殺人事件が発生!死体は観覧車の中⁉︎ 警視庁捜査一課の有町は、早速捜査に乗り出すが、早くも怪しい人物が……。 翻訳家の癖に英語は話せない副業探偵×星占い信者の乙女(??)刑事……のコンビが事件を解決するかもしれなくもない!! キャラクター小説感は強い!! ※注意※ この作品はフィクションです。出てくる地名、団体、個人は現実のものとは一切関係ありません。 あと恋愛なんてないからね← 路線外れた感じのはあるけど← 素材 写真AC
- ファンタジー
変わってるんだろな
「ヨリシロ」に選ばれてしまった少年。 人間に飽きてしまい退屈を感じていたその少年が連れていかれた先は、見知らぬ森だった。 森で出会った青年によれば、一度そこの森に入ってしまったものはもう"人間には戻れない"らしく、少年も__。 「嫌だよ、だってボクは!」 「人間に飽きたことなんて一度もない。」 「……私はどうせ怪物だから、」 「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いッ!!」 「……もう、嫌だよぉ……っ!」 これは、人間であろうとする少年の物語である。 ーーーーーーーーーーーーーーーー ※当作品は、主にグロテスクな表現が混じっております。 表紙 /プリ小説 様 文 /花の旅人P シナリオ/花の旅人P 挿入絵 /花の旅人P キャラクターデザイン /花の旅人P
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。