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第1話

1話
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2024/04/17 14:45
黒尾鉄朗
ねえあなたのニックネーム
あなた
いやだ
黒尾鉄朗
まだ何も言ってないんデスけど
どうせろくな事じゃない
高校の卒業式が終わり高校2年のひとつ上の幼なじみのクロが俺になにか言おうとしてきた。大体は予測できるが…
孤爪研磨
ねぇクロ あなたの下の名前学校ほとんど来れないんだよ?
黒尾鉄朗
分かってるけどさぁ…取られたくないじゃん!
あなたの下の名前,研磨
クロ、ちょっとキモイ
黒尾鉄朗
そんな事言わないで…
あなた
あれだろ?どうせバレー部入れとかだろ? 何度も言うが俺は入らねえからな
黒尾鉄朗
なんで?
あなた
生憎俺にも夢というものがありまして
黒尾鉄朗
別にいいでしょ。部活はどうせ入らないといけないんだから
あなた
はぁ…やってマネージャーまで
黒尾鉄朗
お前運動神経良いだろ…
あなた
案外教えたりメニュー作ったりする方が向いてるんだよ
孤爪研磨
じゃないとウマ娘のトレーナーに16歳でなれないでしょ…
俺は史上初の飛び級でウマ娘のトレーナー認定試験に合格した人 らしい
あなた
そんな訳で、今から俺府中行くから
孤爪研磨
待って…!
あなた
お、どした研磨
孤爪研磨
俺も…見に行く
あなた
ふーん…まいいよ
あなた
一緒に行こうか
タクシー…お、来た
あなた
すみませーん トレセン学園までお願いします。
MOB
あいよ
あなた
研磨が興味持つなんて珍しいな
孤爪研磨
別に…
実際研磨のことだし家帰ってすぐゲームするもんだと思っていたから驚いた
孤爪研磨
あなたの下の名前が仕事してるの…想像つかないっていうか 見てみたいなって
そう言いながら研磨は少し照れているようだった 本当に可愛らしい
あなた
ふっ
孤爪研磨
…なに?
あなた
別に なんでもないよ
そう話しているうちに現地についた  

選抜レースには遅れられないからな。こいつを背負ってでも走っていこう
孤爪研磨
ちょっと!?
あなた
遅れらんねえからな 行くぞ
選抜レース会場に着いた  ここは芝2000mの会場 王道路線の距離ということもあり、とても賑わっている
俺がその場につくと、少しざわついた。

新人ということで注目を浴びているのは確かだが、 俺には良くない噂がある

なんでも、審査員を脅しただとか 昔人と喧嘩ばっかしていた みたいな噂だ。




全く 馬鹿らしいな。 おれは人助けをしただけなんだがな
そう思いながらレースを観戦していると、二人のウマ娘が目に入った 

多分競争停止してしまった栗毛のウマ娘と その子を助けようと減速して応急措置と救助をしている子がいた

心優しいウマ娘だ。

だけど、どこかしら焦りや不安を浮かべたような表情をしている

そんなふうに救助をしている様子は、まるで幼稚園の頃転んでしまったときに俺の足を洗ったり絆創膏を持ってきてくれた研磨の姿に重なって見えた
孤爪研磨
ねえ 一着のこのところいかないの?
あなた
いや、俺は…
「あのこをスカウトする」そう言いながら俺は前髪が白で先がピンクがかっていて全体は青鹿毛で めがオッドアイの子を指さした。
白崎あなたの下の名前
音駒高校バレー部所属(マネ)
史上初の飛び級トレーナー
黒尾と孤爪は幼なじみ
野菜を食べなさすぎてどうやって生きているのか不思議に思われている

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