あなたの下の名前side
私はどうしてこの世に生まれてきたんだろう
って急に言われてもわかんないよね
だから今日は私の過去についてお話しようと思います
私が生まれたのはとある研究所
本当の親なんて知らない
研究所では、人間に超能力を持たせる研究をしていた
私はその研究の実験体として過ごしてきた
他にも私と同じような子供がいたけど…日に日に減っていき、気づいたら私だけになってた
私は唯一生き残った実験体だった 最初は10人くらいいたのに…でも私は失敗作 何も超能力は持ってない そして私は超能力の研究の実験体からIQを高める研究の実験体に変わった
だからいつも怒られていた
そしてしばらく経ったある日
IQを高める研究は成功したらしく、自分で言うのもなんだが、かなり頭は良かった。そして私は金持ちのジジババと養子縁組することになった
こいつらはイーデン校に通う子供が欲しかったらしい
私は余裕でイーデン校に入学した
入学後初めてあったテスト
自惚れてるわけじゃないけど、だいたいの教科で首席だろうって思ってた
だって私はIQが高くなるように作られたんだから
でも…
私より頭がいい奴がいた
これが私とアズくんの出会いだった
そして私は休学し、しばらく研究所で過ごした
研究所では、超能力を持たせる研究をまた行っていた
今度は上手くいったらしい
研究者が言うには、上手くいった子は私の妹らしい
ずっとこんなことばっかり言われて、私はもう限界だった
そして妹と会うことになった
散々妹と比べられたせいで、できれば会いたくない気持ちでいっぱいだった
でも
その妹の笑顔を見て、今まで考えてたことなんてどうでも良くなった
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!