第5話

🎐 5 🎐
98
2026/03/03 07:35 更新
 
無言でスタスタと風鈴高校へと歩いて行く
桜くんの隣へ小走り気味に歩く。
 
MB.
ようあんちゃん!パン食わねぇか?焼きたてだぜ!
おぉ?あなたの下の名前ちゃんもいんのか!パンやるよ!
あなた
えっ、いいの!? やった〜!!
ありがとね、おじちゃん!
MB.
あいよ〜!
 
パン屋のおじちゃんからアンパンを1個貰い、
食べながら歩く。

桜くんを待ってたら遅刻してしまう。
置いていこう。
 
 
柊.
おぉ、来たか。
流石だな、5分前ピッタリだ。
あなた
おっ、いぇーい。
登馬くんには、貰ったメロンパンあげるよ〜!
柊.
いいのか?ありがとな。
お前はいつも通り貰いすぎじゃねぇか…?
あなた
そう?
貰えるものは貰っとけって精神だからさ!
 
苦笑いを浮かべて私の手元を見る登馬くん。
貰った食べ物で2週間は持ちそう。
 
柊.
ちなみにあなたの下の名前ちゃんは何組なんだ?
あなた
1組だよ!
でも大体保健室にいるからな〜
柊.
前枯渇してた湿布、梶が補充してたぞ。
あなた
うぉ、ありがたい。
お礼言っておいて!
柊.
自分で言え。
お前ならいつでも梶と会えんだろ。
 
登馬くんと並んで歩き、校舎に入る。
今年1年の子、2年の子、3年の子がわらわらと集っている。
こんなに絵面がイカついのは初めてだ。
 
柊.
今日も保健室にいるのか?
あなた
うん、そのつもりだよ!
でも保健室では放送聞けないから教室に行くよ!
柊.
ぁ〜…保健室で放送が聞けないのは不便だな。
でも今日はあなたの下の名前ちゃんも放送室に来るだろ?
あなた
行った方がいいなら行くよ。
柊.
いや、梅宮が一言 言ってもらうって意気込んでたぞ。
聞いてねぇのか?
あなた
聞いてないよ…
柊.
はぁ…
ま、放送が始まる頃に梅宮と呼びに来るな。
 
登馬くんに保健室まで送ってもらい、
比較的綺麗な保健室の扉を開く。
 
梶.
来たか。
あなた
梶くんじゃん!おはよ〜
梶.
はよ。
 
保健室には飴を咥えてスマホを弄っている梶くんがいた。
ヘッドホンは首にかけてあり、
私が保健室に入ってきたのに気付いてくれた。
 
あなた
新学期早々どうしたの?
梶.
ささくれ取ったら血出てきた。
あなた
え〜…何回目よ…
 
棚から絆創膏を取って梶くんの人差し指に貼る。

人差し指のささくれ程度なら消毒はしなくていいでしょう!
知らんけど。
 
あなた
そういえば、湿布補充してくれたんだよね?
もう少しでなくなりそうだったから助かったよ…ありがとう!
梶.
いや、別に。
他になくなりそうなやつはないか?
あなた
うん!今のところは大丈夫!
梶.
ん。湿布はあっちにしまっておいた。
 
梶くんが指差した先には絆創膏等が入っている棚があった。
保険室の常連客すぎてどこに何があるのか暗記しているのだろう。

新しく街の人に貰ったおにぎりを食べていると
梶くんがヘッドホンをつけながら立ち上がった。
 
あなた
あれ、もう行っちゃうの?
梶.
あぁ、楠見にそろそろ戻って来いって言われたからな。
あなた
じゃあ、梶くんには飴あげる!
梶.
…桃味か。ありがとう。
 
てのひらに置かれた桃味の棒付き飴を
大切そうに制服のポケットに入れ、
私の頭を1往復撫でてから保健室から出ていった。
 
 
作者.
お久しぶりすぎです…
まさかの1ヶ月以上放置…申し訳なさすぎます…
このお話を機に投稿頻度を増やせればな、と思います!

梶くんの口調が難しい…違和感ないといいんですけど…

プリ小説オーディオドラマ