あなたside
闇雲 「 待て ッ 」
ここを出る寸前
私たちを引き止める声が聞こえ 、蘭はそのまま振り向いた
因みに今私は蘭に姫抱きをされている
闇雲 「 其奴は俺のものだ 」
闇雲 「 返してもらおう 」
いつになく真剣な声で言う蘭
冗談を言える状況ではないが 、こんな蘭見たことがない
闇雲 「 其奴は俺の娘だ 」
闇雲 「 俺のものと言えるほどのことはあるだろう ? 」
闇雲 「 信じられないのならDNA鑑定でもしてみるか ? w 」
蘭の反応が余っ程面白いのか
クククッ と笑い 、闇雲は蘭へとゆっくり足を進める
闇雲 「 おいあなた 」
闇雲 「 今戻らないのならまた失うぞ ? 」
" また "
それはお母さんの事を指している
私だけが分かる言葉
どうやら過呼吸気味になっていたらしく 、そっと蘭は私を抱える腕を強める
闇雲 「 ... 母さんはお前を産んだことを後悔しただろうな 」
闇雲 「 お前のせいで彼奴は殺されたんだからな 」
聞きたくない
そう思っても体は動かせず 、耳に入ってくる
殺すぞ とは言っても両手が塞がってて拳銃など出せない
それでも蘭は圧だけで一時闇雲を黙らした
闇雲 「 ... 」
闇雲 「 娘のことぐらい分かってる 」
首領
その言葉を出した瞬間 、蘭は微笑み
闇雲の顔は絶望へと変わった
闇雲 「 佐野 ... 万次郎 ッ 」
突然現れた万次郎は闇雲の後ろから銃を突きつけている
闇雲もそれには耐えられないのか 、体を震わせ一筋の汗を流した
無駄に高い身長から見下ろされる闇雲
私も蘭に抱えられている為見下ろすような形になったが
闇雲は私を見ていなかった
闇雲 「 ッ ... 」
バンッ
銃声が鳴り響き 、私は反社になって初めて銃声に恐怖した
私はその万次郎の言葉を最後に
意識を手放した
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。