第39話

39.
303
2023/04/29 08:08 更新











あなたside
















闇雲 「 待て ッ 」
灰谷 蘭
 ... 

ここを出る寸前






私たちを引き止める声が聞こえ 、蘭はそのまま振り向いた







因みに今私は蘭に姫抱きをされている






闇雲 「 其奴は俺のものだ 」







闇雲 「 返してもらおう 」
灰谷 蘭
 ... 
灰谷 蘭
 あなたは誰のものでもねぇよ 

いつになく真剣な声で言う蘭






冗談を言える状況ではないが 、こんな蘭見たことがない






闇雲 「 其奴は俺の娘だ 」






闇雲 「 俺のものと言えるほどのことはあるだろう ? 」
灰谷 蘭
 は ... ? 
白雲 あなた
 ッ ... 
灰谷 蘭
 娘 ? 

闇雲 「 信じられないのならDNA鑑定でもしてみるか ? w 」






蘭の反応が余っ程面白いのか






クククッ と笑い 、闇雲は蘭へとゆっくり足を進める
灰谷 蘭
 ... 

闇雲 「 おいあなた 」
白雲 あなた
 ビクッ 

闇雲 「 今戻らないのならまた(・・)失うぞ ? 」






" また "






それはお母さんの事を指している






私だけが分かる言葉
白雲 あなた
 ッ ... 
灰谷 蘭
 あなた 
灰谷 蘭
 落ち着け 

どうやら過呼吸気味になっていたらしく 、そっと蘭は私を抱える腕を強める
白雲 あなた
 蘭 ちゃ ッ 

闇雲 「 ... 母さんはお前を産んだことを後悔しただろうな 」
白雲 あなた
 ... 

闇雲 「 お前のせいで彼奴(母さん)は殺されたんだからな 」






聞きたくない






そう思っても体は動かせず 、耳に入ってくる
灰谷 蘭
 おい 
灰谷 蘭
 これ以上喋ったら殺すぞ 

殺すぞ とは言っても両手が塞がってて拳銃など出せない






それでも蘭は圧だけで一時闇雲を黙らした






闇雲 「 ... 」
灰谷 蘭
 ... お前はなんもわかっちゃいねぇ 

闇雲 「 娘のことぐらい分かってる 」
灰谷 蘭
 はっw ... 違ぇよ 
灰谷 蘭
 俺らを敵にして 無事で済むと思うか ? 
灰谷 蘭
 ねぇ 首領(・・) 

首領






その言葉を出した瞬間 、蘭は微笑み






闇雲の顔は絶望へと変わった
佐野 万次郎
 思えねぇな 
佐野 万次郎
 そもそも面白くねぇ こいつ 

闇雲 「 佐野 ... 万次郎 ッ 」






突然現れた万次郎は闇雲の後ろから銃を突きつけている






闇雲もそれには耐えられないのか 、体を震わせ一筋の汗を流した
灰谷 蘭
 あなたを産んでくれたことには感謝するよ 
灰谷 蘭
 それ以外は死ね 

無駄に高い身長から見下ろされる闇雲






私も蘭に抱えられている為見下ろすような形になったが






闇雲は私を見ていなかった






闇雲 「 ッ ... 」






バンッ






銃声が鳴り響き 、私は反社になって初めて銃声に恐怖した
佐野 万次郎
 あなた 
白雲 あなた
 万次郎 ッ ... 
佐野 万次郎
 すまなかった 

私はその万次郎の言葉を最後に






意識を手放した













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