第14話

気づけば友達
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2018/11/27 23:28
宇佐原萌絵
宇佐原萌絵
世奈ちゃんってどこの駅から
乗ってるの?
小山世奈
小山世奈
んー、あと二駅したとこだよ
宇佐原萌絵
宇佐原萌絵
じゃあ、私と一緒だね
気がつけば、萌絵ちゃんと話が弾んでいた。

彼女が降りる駅も私と一緒らしく、私の隣の地区に住んでいるらしい。
身近なこと喋れて嬉しいし、同じ駅で仲間がいなかったのでとても嬉しい。
〜次は、○○駅 ○○駅〜
車両の中の放送がなり、あっという間に駅に着いてしまった。
今日は、楽しい事もあったし嬉しい事も
あった…初めの一日としては豪華
過ぎるのかもしれないが、文句なんてひとつもない。それどころかこんなに楽しいものなんてあるのだろうか、あの頃とは全く違う。
宇佐原萌絵
宇佐原萌絵
どうしたの?
小山世奈
小山世奈
あ、ううん!なんでもない
宇佐原萌絵
宇佐原萌絵
じゃあ、私こっちだから、また明日ね
小山世奈
小山世奈
うん、また明日
お互い手を振り、別れた。
少し寒い外の気温に対抗するかのように
暖かい夕日の光…
ほんのりとした暖かさに、眠気を誘われてしまう。一日の疲れのせいか あくびが2回も出てしまった。
自転車をこぎながら、夕焼けを眺めた。
何分かして、気づかないうちに
もうすぐ家に着くところだった。
自転車を車庫に入れる
ガチャ(玄関のドアを開ける音)
小山世奈
小山世奈
ただいまー
小山優奈
小山優奈
〜かえりー
小山世奈
小山世奈
?、なに?優奈と遼介だけ?
小山遼介
小山遼介
ママ、パパとお買い物
小山世奈
小山世奈
あー、なるほど
小山優奈
小山優奈
じじぃ、パチンコ
小山世奈
小山世奈
その情報はどうでもいい…┐(´д`)┌
小山世奈
小山世奈
お風呂は?入ったの?
小山優奈
小山優奈
こーれーかーら
家にいたのは妹と弟だけで
リビングに、はいるなり、ゲームを
してるだけ…
小山世奈
小山世奈
ゲームやめて、はいれー
小山遼介
小山遼介
?、僕もう入ったし!
小山世奈
小山世奈
あ、そーですか!
小山世奈
小山世奈
こいつは?!
小山遼介
小山遼介
まだ!
小山世奈
小山世奈
おい!コラ
小山優奈
小山優奈
もう少ししたらはいる
鬼○郎のゲームしてるの!邪魔すんな!
小山世奈
小山世奈
はぁ…
学校が一日終わってから
これが家に帰ってきての日常生活
妹や弟のせいでストレスが溜まるばかりだ
ピローン(メールが届く音)

スマホの音がなり、画面をひらくと
萌絵ちゃんから届いていた。
〜メール〜
宇佐原萌絵
宇佐原萌絵
今日は、ありがとう😊
小山世奈
小山世奈
こちらこそありがとう(^з^)-☆
宇佐原萌絵
宇佐原萌絵
 ヘ⌒ヽフ
( ・ω・) ありが㌧㌧
/ ~つと)
萌絵ちゃんにメールを返して
また、ピローンと音を鳴らす…でも今度は
違うようだ。
〜メール〜
小角奈実
小角奈実
オツー!
小角奈実
小角奈実
1日目の学校はどーだったかな?
小角奈実
小角奈実
うちは、友達がいっぱい出来たよー!
小山世奈
小山世奈
おつ乙
小山世奈
小山世奈
こっちも仲がいい子できたよ!
小角奈実
小角奈実
( *˙ω˙*)و グッ!
他の皆からは連絡はまだないが
きっと、奈実のように
友達がいっぱい出来たに違いない…

今頃、皆どうしているだろうか?
学校の1日目…無事に過ごせただろうか?
(大丈夫、皆強いもん…新しく始まった
学校性活だって絶対乗り切れる…)

私は、自分の部屋からの出れるベランダ
から、星空をゆっくり眺めた…

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