第6話

初めて(3)
299
2024/04/25 15:00 更新


(なまえ)
あなた
…………………………
ユニコーン
ユニコーン
『どうしたの?』ブルルッ?

あなたは普通の人では聞こえるはずのない言葉が聞こえる。


彼女は動物の言葉がわかるのだ。



動物の話している言葉がわかることは、


非常に稀で、魔法界では貴重な人材である。



パーセルタングという、


蛇と話せる人よりも珍しいと言われている


(なまえ)
あなた
ん〜?
いや、さっきの子面白かったなぁって
ユニコーン
ユニコーン
『そう?まぁでも、あなたがそんな顔をするってことはいい人だったってことよね』
(なまえ)
あなた
ええ!彼は動物を愛している
人のような気がするわ
ユニコーン
ユニコーン
動物愛好家?
(なまえ)
あなた
まぁ、そんなところかな?
??
リズ〜!!グギャー!!


私の名前を呼ぶ声がした


ルーを走らせるのを止め、声のする方を振り返った。


目線の先には前足、翼、巨大なワシの頭で、


胴体、後ろ足、ウマの尾を持つ魔法動物の姿が。


彼はヒッポグリフという魔法生物であり、


彼らは馬の後半身の代わりにライオンの後半身を持つ


神話の動物グリフィンに似ているとも言われている。


そして彼は、あなたの友人であるハルという。



ハル
ハル
『リズ〜』グギャー
ユニコーン
ユニコーン
…リズ、どうしたんだい?
急に止まれなんて………あぁ、


ルーはなぜ私が止まるよう指示を出したのか分からずに


私が見ている方を見ると、


すぐに状況を理解したようだった。

(なまえ)
あなた
ハル!
ハル
ハル
『リズ!忘れてたから、持ってきたよ!』

そう言って自身の背中に置いてあった黒いものを


クチバシで咥え直し、元気よく差し出した

(なまえ)
あなた
?なにこれ?
ユニコーン
ユニコーン
『もう……リズったら笑
あなたの大事なローブでしょ?』


ルーにそう言われ、拡げてみると確かに黄色と黒、


そして、左胸にはアライグマが描かれているハッフルパフ寮の校章がついていた。

(なまえ)
あなた
あぁ!!本当だ!忘れてた笑
(なまえ)
あなた
ありがとね、ハル
ハル
ハル
『偉い?ねぇ、偉い?』


そう言って目を輝かせる

(なまえ)
あなた
うん!偉い偉い!!
ハル
ハル
『じゃあ撫でて!あなたの手はね、
すっごい暖かくて気持ちいいんだぁ!』


そう言いながら頭を腕とお腹の間にねじ込んでグリグリして全身で撫でて!と表すハル。


それに全力に応えるように、ルーの背中から一旦降りて、


全身を隈なく、余すことなく撫でまくる。


すると、ハルは満足したのか、上機嫌で走って森の奥に帰って行った。

ユニコーン
ユニコーン
『本当に騒がしくて、忙しい子ね笑笑』
(なまえ)
あなた
うん、でも可愛いでしょ?笑
ユニコーン
ユニコーン
『当たり前じゃない。皆可愛いわよ』
(なまえ)
あなた
そうだね。ルーも可愛いと言うよりキレイ系だけどね笑


そう言ってウインクをする


ルーは少し呆れたような顔をして

ユニコーン
ユニコーン
『……えぇ、ありがとう。あなたもよ』
(なまえ)
あなた
ふふっ!ありがとう!!

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