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第8話

『 ” 8 7 2 2 ” 』 - 過 去 編 -
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2024/08/14 03:23 更新
·  ·  ·  ·  ·  ·  夢 を み た 。 
⋯⋯目の前に突然広がる景色。

⋯其れは、壮絶なものだった。

8000人以上の人間の⋯⋯⋯
まるで何かに喰われた後かの様に⋯⋯
真っ赤な血と、白い骨だけで出来ている山。

此れ⋯⋯私ガ、⋯ヤツタノカナ。
──── 四 季 神 巫 様シキガミサマ食 人 鬼ショクジンキ ──────⋯
確カ、私ハ⋯ソウ呼バレテヰタ、気ガスル。
花束あなたの転生後の下の名前1
何故でしょう、⋯⋯何故でしょう。
今トツテハ、
闇ノ花幾百幾千と

生キル意味ガ、息ヲスル理由ガ、数え切れない位の、人間達を

見ツケラレナヰノデス。喰い殺して、しまった


生キナケレバ、ヰケナイトヰウノニ。私は、最高位の神だというのに。

嗚呼、私ハ、


人間デスラ、ナヰノデスネ神様、失格ですねえ。
花束あなたの転生後の下の名前1
⋯⋯⋯⋯私は、此処に
居て、佳いのでしょうか。
私ハ、何者ナノカ。私は、一体誰なの?

私ハ、如何シテ、生キテイルノカ。私が、此処で生きる理由は?
⋯ワカラナヰノデス。⋯⋯消えて、なくなりたい。

ズツト⋯⋯ズツト、今すぐにでも、存在ごと。

ワカラナヰ、儘ナノデス。消えて、なくなってしまいたい。
花束あなたの転生後の下の名前1
⋯だから、私は⋯⋯
⋯⋯輪廻ノ輪ヘト、身ヲ任セル。嗚呼、漸と、消える事が出来る。
あなた
⋯⋯さようなら。
8722人を殺めた⋯
花束 あなたの転生後の下の名前私の、ひとつの人生。』
グ シ ャ リ 。 
鈍ク音ガ一ツダケ鳴リ、


整備モ録ニサレテヰナヰヨウナ灰色ノ
アスファルトニ⋯⋯赫く紅く、ソレデ
ヰテ淡ヰ液体ガ飛ビ散リ、小サナ体カラ、
大量ニ、尋常デハナヰ程流レ出テヰタ⋯⋯。


花束ハナツカ あなたの転生後の下の名前
⋯⋯もとい
8722人喰ヰ殺シタ食人鬼花束あなたの転生後の下の名前ハ、


燃ユル獄中ニ向コウベク、
永遠ノ深ヰ眠リニツヰタ⋯⋯
⋯⋯⋯⋯ハズ、ダツタ。
───⋯場面が、変わった。
あなた
⋯⋯何でも、いいです。
私の記憶を消してから
でも、佳いですから。
あなた
⋯⋯私に、罰をお与え下さい。
あなた
お母さm⋯⋯
あなた
⋯⋯否、リーヴェラ様
⋯⋯私の母、リーヴェラ・フルールは⋯

⋯⋯⋯⋯神様だ。



因みに私は四季神巫という立ち位置にいて、
⋯⋯⋯⋯簡単に言うと、最高神だ。


然してお母様は、始祖の神だ。
リーヴェラ・フルール(夢主の母)
⋯⋯そうねえ、、記憶を消すのは
前提として⋯⋯わたくし、貴女には、
罰の様なものを与えたくないのよねえ
⋯⋯私のお母様は、

俗に言う、親バカである。
リーヴェラ・フルール(夢主の母)
あらまあ、もう反抗期なのかしらあ、、
わたくしうれしいわあ- ̗̀(⌯ˊᗜˋ⌯) ̖́-
リーヴェラ・フルール(夢主の母)
⋯⋯じゃあ、これならどう?
リーヴェラ・フルール(夢主の母)
初めに、わたくしが貴女の記憶を消すわ。
⋯⋯そして、それから貴女には⋯
地球という世界の、日本という国で、
人間に紛れて暮らすの。⋯まあ大体、
人間として25歳位まで、生きてもらうわ。
リーヴェラ・フルール(夢主の母)
⋯⋯これが先ず、わたくし
から貴女への、ひとつ目の罰。
お母様⋯⋯圧がすごいですねえ、

⋯⋯あと、罰が軽すぎませんか⋯。


まあ⋯⋯ひとつ目ということは、

ふたつ目もあるということ。



⋯⋯ここは、素直に
返事をするべきですねえ。
あなた
⋯⋯はい。
リーヴェラ・フルール(夢主の母)
⋯⋯よろしい。次、
ふたつ目の話に移るわね
リーヴェラ・フルール(夢主の母)
⋯⋯ふたつ目の罰は、25になったら、
ルウに貴女を別世界に転生させる。
⋯そしたら、その転生先の世界、そして
その世界に居る人達を、貴女に⋯護って
もらいたいの。
リーヴェラ・フルール(夢主の母)
⋯⋯これくらいになる頃には、
貴女の元の記憶⋯つまり神様としての
記憶も、徐々に戻していくつもり。
⋯⋯勿論、精神と肉体の年齢に
ペナルティはつけるつもりだけれど。
あなた
⋯⋯了解、です⋯。
⋯⋯、有無を言わせない、
お母様の圧がすごいです。
リーヴェラ・フルール(夢主の母)
⋯⋯それじゃあ、
行ってらっしゃい
あなた
⋯⋯行ってきます(ニコッ
リーヴェラ・フルール(夢主の母)
⋯⋯うちの子が、かわいい⋯ッッ ! ! ! 
⋯⋯⋯なんか聞こえた気がしました
けど⋯⋯取り敢えず無視しますねえ。←




⋯⋯突然ノイズがかかり、
夢は其処で、途切れた。


が ば り 。

⋯⋯起きた途端に⋯目頭が
少し⋯否、大分熱くて。


ぼろぼろと眼から溢れてくる涙に、

「⋯⋯私は⋯人間を、喰い殺したんだ」と。

⋯⋯⋯⋯それも、8722人もの人間を⋯⋯。

自覚させられて、もっと涙が溢れてくる。

なんで、なんで、、!!⋯⋯私はッッ、!!!


考えれば考える程、解らなくなる。

⋯⋯だめだ、もう⋯考えるのはやめよう。


終わらせた人生は消す事なんてできないし、
変えられもしないから。今有る、お母様から
与えられた罰だけでも、ちゃんと⋯⋯
⋯⋯⋯⋯⋯⋯こなさなければ。
あなた
⋯⋯過去を受け入れなきゃ、
⋯⋯⋯⋯何も、始まらないから。
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          - 過 去 編 -

        title :『 ” 8 7 2 2ハ ナ ツ カ ” 』
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