第26話

26 . まさかの答え
753
2024/07/10 12:00 更新


大飛
大飛
てか、二回目のって......覚えてんの?
優太
優太
え......二回目って?


佐藤は目を丸くする。


どうやらこれは、覚えていないパターンか。


大飛
大飛
二回目......お前、寝ぼけてたから覚えてないんだろうな
優太
優太
え、え......!?


佐藤は更にパニックになっているようで、
一人頭を抱えている。


......うん。


覚えてないならまぁ、無かったことにも出来るから、良い、のか、な?


大飛
大飛
( ...... )


でも、どうしてか。


覚えていて欲しかった気持ちも、ジリジリと湧いてくる。


大飛
大飛
( てか、俺はあんなに悩んだのに、当の本人は忘れてるとか...... )


今度はちょっとイライラ。


俺はパニくる佐藤をキッと上目遣いに睨み、声を上げた。


大飛
大飛
てかさ、あんだけしといて覚えてねぇとか......マジ最低......っ


舌を絡め取られ、不覚にもトロンとなってしまった自分。


それを覚えられていないとは......。


なんか、俺だけがバカみたいじゃないか。


優太
優太
ご、ごめん!本当に、ごめん......!!


不機嫌になって俯く俺に、佐藤はオロオロしながら謝り倒す。


そして......


優太
優太
......大飛君


真剣な顔になる佐藤。


大飛
大飛
......んだよ


不機嫌なままの俺。


優太
優太
......しよっか
大飛
大飛
......なにを?


俯いたまま、一瞬何のことか分からず聞き返す。


佐藤は短く答えた。


優太
優太
......キス
大飛
大飛
......え?


まさかの答えに、俺は佐藤を見上げた。


𝙉𝙚𝙭𝙩 .

プリ小説オーディオドラマ