※自分で考察したい人は見ないでね
世界観としては中世ヨーロッパぐらいの想像でお願いします。
女騎士と、奴隷のように扱われていた女の子の恋物語。
◇ルナリア・シュリンク(ルナ)
騎士として戦うエリーのことが好きだった女の子です。
スレイダニア王国首都・マキサカにある城で、皇女アルテミス・ペルチェローネⅫ世に仕えています。
アルテミスはルナに対する当たりが強く、ずっと良くない態度で接してきました。
ですが一度エリーにアルテミスから助けられて、恋焦がれはじめます。
◇エリーゼ・マトリクス
スレイダニア王国騎士団の副団長である女剣士です。
ルナと同様、皇女に仕えています。
曲がったことが嫌いな強い人で、自分の主人からルナを守っています。
エリーもまた、自分にふわりと優しい笑みを向けてくれるルナに恋心を抱いていました。
……………でも、身分違いの二人の恋は認められる訳もなく。
互いに想いを伝えられないまま、エリーは激戦地へと旅立ちました。
ルナがエリーを見つけた頃には、すでにエリーは息絶えていました。
それでも、まだ16歳であるルナには死が受け入れられず、エリーは眠っているだけと思い込んでしまいます。
「手を握り返してくれた」
「目を見て、話しかけてくれた」
悲しいですが、これは全てルナの妄想です。
「こうあってほしい」
「信じられない」
そういう気持ちがその考えを生み出したのです。
最後の赤い薔薇のくだり。
「棘で怪我をした」
というのは、文面通りの意味ではありません。
「おそろい」というのは、血まみれで死んだエリーと「おそろい」になる
────つまり、自分も血まみれになって息絶えるということ。
そう考えると、「棘で怪我をした」のではなく「刃物で自◯した」ということです。
身分違いの恋が運命によって引き裂かれてしまった。
そんな悲しい恋物語。
この後発見された二人は抱き合う形で倒れており、2人がお互いに恋をしていたと知ったエリーの友人が2人を同じ場所に埋めてあげたそうです。











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!