私が捕獲に関与したいと思っていたのはやはりバレていたらしく、そして私の頑固さも理解していた尋さんの妥協案を元に、私達は再び作戦を進め始めた
それにしてもあのアホ女、本当に逃げ足だけは早いんだよな
ユウside
あいつが匿われてるフロストハイムクソ寒いからこのうっすいシャツで入ったら凍死しちゃうじゃない!
さっさと出てきなさいよ!あのクソ女…
この可愛い可愛い私の手を煩わせやがって…!
ずっとギリギリ寒くないところにずっと待機して夜中に購買の在庫を少し盗んだりしてなんとかお腹は減ってないけどそれでもストレスだわ…!
ぜぇったい苦しめて殺してやる…!
そしてある日、やっと運の神様は私に微笑んでくれたのよ!
夜に無防備に出歩くなんて、本当バカ!
でも尋さんもいないなんてラッキーだわ!
私はそのまま後をつける
あいつの警戒が外れた瞬間、私は素早く走り出す
運動は苦手だけど、みんなを救うためなら頑張るもんねっ!
そして躊躇うことなくナイフを突き刺した…はずだった
なぜか霧のようなものが散り、現れたのは
尋さんだった
言葉を言い切る前に容赦なく尋さんが私を蹴飛ばす
ナイフも衝撃で手から離れた
あの、女狐…!なんであんたが!?
あの女の言葉が金色の光に変わって尋さんの周りにまとわりついて消えた
そんな女の力になんで…ッ、
なんで、なんで口が開かないの!?
なんで、なんでなんでなんでなんで!?
最低…!最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低最低
さいってい!
なんで、こんな悪女に結愛が負けるのよ!
意味わかんない!納得できない!!
必死に暴れて逃げようとするけど意味はなくあの女の持ってる紐が私を縛った
その言葉を聞くと同時、私の意識は闇に消えた

















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。