心の声・・・幻太郎
あれからどれぐらいの日が過ぎたのだろうか。
確か小生は帝統と仲違いをし、そのまま倒れ…
そこからの記憶が、どうにも思い出せない。
そして今わかるのが、小生はどうやら乱数に監禁されているということ。
ガチャッ
乱「やあやあ幻太郎!おっはよおー!」
幻「おはようございます、乱数。」
乱「体調はどお?何か変わったことはないかな?」
幻「ええ、大丈夫ですよ。何も問題ありません。」
幻「して、今日は何用で?」
乱「んー特に用事ってこともないんだけどお…今日は、観察かな!」
幻「観察…ですか。」
幻「あの、1つお聞きしてもいいですか?」
乱「いいよいいよ!何かな?」
幻「どうしてこんなことをしているんですか?小生に何かあるのですか?何でもいいです。知ってることがあるなら話してください。」
乱「……」
幻「言えない、というのですか?」
乱「言えないっていうか…」
幻「お願いします、乱数!」
乱「…仕方ない。お前にはそろそろ話してやらないとな。お前が倒れた日から、今日までの約2年間のこと、そして、お前と俺が何者なのかを。」













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!