幻「だいす?!」
思わず口に出してしまった。ってかなんでこんなとこに帝統が?もしや小生が原稿を投稿するのを見計らってここに?
いや、帝統がそんなに機転が利くわけないし…。
幻「あなた…なんでここに…?まさかずっと尾けてたんですか?」
帝「賭場帰りだ!」
なるほど。
帝「っつか、お前こそなんでここに」
幻「小生は原稿を投函しに来ただけです!」
帝「…ふーん…。」
帝「で、そいつはなんでそこにいるんだよ?」
そいつ?そいつってどいつ?
幻「誰のことでしょう?」
帝「お前の隣のシンジュクのホストだよ!」
幻「あっ」
一二三さんには失礼ですけど帝統に会ったことが衝撃的すぎて忘れてました…。
幻「一二三さんですよ。夜道は危ないからと着いてきてくれたんです。」
帝「なんで?そこであったのか?」
幻「いえ、一二三さんのマンションをお借りしていました。」
帝「今なんて?」
幻「だから、一二三さんのマンションをお借りしていました。」
帝「つまりお前が原稿書いてるときも一緒にいた、と?」
幻「そうですけど。それがなn…
しまった
帝「へぇ。俺はだめだけどそいつはいいのか。」
帝統には原稿の邪魔で一人で集中してやりたいと言って出てったんだった…。まずい…。
幻「あ、えと…一二三さんには書く場所を借りていただけで…」
帝「そのホストの方が好きになったんだったら最初からそう言えばいいじゃねえか。」
幻「だから、そんなことはなくて、」
帝「もう頼むから、嘘はやめてくれよ…。俺たちダチじゃねえかよ…」
幻「ち…で…す…」
帝「なんだよ…?」
幻「ち、違うんです!」













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。