それから少し話して、他の人に呼ばれて
国見くんとらっきょくんは元いた位置に
戻っていった。
…は、いいものの、
私はまだ凝視されているままだ。
早く見学に来ただけと伝えなければならない
恐る恐る問いかけると、さっきの人が
はっと我に返って、元気がなさそうに答えた。
呆れたというような、諦めたというような。
明らかプラスの思考を持っていないその反応に
二人の上級生らしき人が口を挟んだ。
まぁなー、と答えるピンクの短髪のひと、
面白そうに見つめている色気バチバチのひと。
そしてその上級生二人の横にいる、
二人よりも少し背が小さいツンツン頭のひと
………ピンクの人と色気の人は、
マッキーとまっつんって言うらしい。
あだ名…だよね、
わざわざ近づいてきてまで
説明してくれた国見くんに感謝しつつ
恐怖を覚えていると、
マッキーさんとまっつんさんの隣りにいた
ツンツン頭さんがいきなりオイカワサンに
勢いよく蹴りをいれた。
ギャンギャン反論してるオイカワサンに
もう一発蹴りをいれる岩ちゃんさん。
めちゃくちゃ痛そう
何が怖いの…と心底分からないというような
顔をしている国見くん。
こっちが分からんわ。
と言いたい気持ちを抑えていると、
オイカワさんがやってきた。
純粋な疑問パンチを繰り出すと、
及川さんの後ろからひょこっと
ピンク髪さんがでてきて、話し始めた。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。