第36話

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2022/12/22 13:37
ぼんじゅうる
...おらふくんッ?
おらふくん
ん〜...
俺が買い物から帰ってくると、おらふくんがソファーで寝ていた。
ぼんじゅうる
あー...
それだけなら良いのだが...
おらふくん
ぼんさぁん...
俺が脱ぎ捨てたパジャマを着て寝ているのだ。
なぜ、なぜそうなった。
ぼんじゅうる
うん...、おらふくーん...?
おらふくん
んん...、
好きな人に自分のパジャマを着られるとどれだけ恥ずかしいか。
変な匂いしてないかとか、いつもより気にしてしまう。
ぼんじゅうる
...
それなら、おらふくんにその恥ずかしさを分からせようと思い、
おらふくんのパジャマを手に取る。
ぼんじゅうる
...おらふくんが俺の事好きじゃないのは知ってるけど...、
好きな人が、という観点を抜けば。
同じ状況を作れるはずだ。
バサバサッ
ぼんじゅうる
...良い匂いだな...
おらふくんの匂いが全体に広がっていく。
おらふくん
...んぅ......ぼんッ...て、え?
ぼんじゅうる
あ、おらふくん、
おらふくん
な、ななッなんで、僕のッ...パジャマ...////
ぼんじゅうる
だって...
俺はおらふくんの着ている俺のパジャマを指さす。
すると、おらふくんは顔を赤らめて、
おらふくん
違う、違うんです!//
これはッ...別に...その...ッ
ぼんじゅうる
...全然良いんだよ?おらふくんにそういう趣味があr...
おらふくん
ちがぁぁぁうッ!!!//
少しからかってみると、おらふくんの顔が更に赤くなった。
ぼんじゅうる
ごめんw冗談、w
おらふくんの言い分はというと、
おらふくん
ぼんさんの...、服のサイズ知りたくて...、//
着たら、...なんか脱ぐのもッなぁ...ってなって...///
ぼんじゅうる
それで、気づいたら寝てたと、
おらふくん
そうですがぁぁぁ!!///
正直に言うと、今日のおらふくんは...
いつもよりさらに可愛く感じてしまった。

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