第3話

理想の王子さま/第三話
3
2026/06/28 12:00 更新
友也
その場面ならもうちょっと相手に寄り添わないと。それじゃあ、手を繋ぎたいだけのただのかっこつけに見えるぞ
ユメ
相手に寄り添う……? うぅ、むずかしいの……
友也
ほらよく見てろよ? ……『わっ、と……大丈夫? 危ないからこっちにおいで。お手をどうぞ、お姫さま……♪』
ユメ
わ……すごいの……
友也
台詞が全然台本と違うかもだけどこんな感じ。『お姫さま』って言うときはもっと自然に
ユメ
えっと……『きゃっ……大丈夫? ……ねぇお姫さま、お手をどうぞ』……?
友也
う〜ん……。ユメはもとの動きがお姫さますぎて王子さまらしくならないなぁ……
ユメ
そもそも、お偉いさんはどうしてこのお仕事をユメに渡してきたの? ユメのことを知らなすぎるの……
あなた
お仕事先のひとは、ユメくんのいつもと違う一面が見たいって言ってたよ
まぁ、いつもの我が侭プリンセスなユメくん以外も見てみたい気持ちはわかる……
ユメ
翠さまも見てみたいの……? それならユメ、翠さまのためにも頑張るの……♪
ちょっとやる気になってくれたっぽい……? 俺がここにいる意味が初めてわかったよ。ずっと真白くんに頼りきりで死にたかったから……
友也
高峯は王子さまってキャラじゃないもんな〜。でも、表情の作り方とかは参考になるんじゃないか?
藍良
あっ、めっちゃわかるよォ! 高峯先輩の写真って本当に表情が王子さまって感じでかっこいいんだよねェ……
カメラマンさんにどこまでできるか試されることもあるし、多分それなら俺も協力できる、かも……
友也
よーしっ、今日は猛特訓だな♪
ユメ
うぅ、真白さんはなんで嬉しそうなの……?

プリ小説オーディオドラマ