第15話

#13 もう一人の私
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2026/05/26 05:41 更新





あなた
(…………え?)




遠くにいる女の子を見つめる。


あなた
(……似てる)



髪の長さ、背格好、歩き方。


極めつけは制服。




見覚えが、ありすぎた。






lrn
………なあ





ローレンが、ぽつりと呟く。




lrn
お前って双子いんの?

あなた
いない、けど


声が震える。




双子なんていない。

それ以前に、兄弟姉妹なんて。





その時、その女の子が

ふっと振り返った。



あなた
────っ


息が止まる。


目が合う。




同じ瞳の色、顔も、全部。






あなた
(中学校の制服……?)



理解が追いつかない。

頭が真っ白になる。




その子も、こっちを見ていた。

少しだけ不思議そうな顔で。




でもすぐに、ふっと視線を逸らして

そのまま歩いていった。





lrn
……いや、今の
あなた
………………




声が出ない。

心臓だけが、どくどくとうるさい。




lrn
……おい、大丈夫か?

あなた
……あれ、誰?




自分でも、意味がわからない。



ただのそっくりさん?

ううん、そんな次元じゃなかった。



lrn
兄弟とか?
あなた
……いない、はず
lrn
はず、ってなんだよ
あなた
だって……



本当に私は一人っ子。

記憶を辿っても、兄弟なんていない。




lrn
……似すぎだろ
lrn
他人ってレベルじゃねえぞ
あなた
……うん




それは、私もわかる。


あれは、似てる……似てるけど。

ほぼ同じだった。





lrn
とりあえず、一旦休むか
lrn
歩きっぱなしだっただろ



ローレンが、私の肩をぽんっと叩く。


あなた
家すぐそこだよ?


そう言ってハッとする。



自分と顔も背丈も同じ女の子。

そんな子周りで見たことない。




もしかしたら───────




lrn
普通に危ねえだろ
lrn
家は後でな



何も言えなくなる。


あなた
ごめん、迷惑かけちゃって
lrn
なんで謝んだよ
あなた
私が行きたいって行ったのに……





ローレンによくしてもらって。

さらには一緒に来てもらって。

迷惑いっぱいかけてるのに。




lrn
ばーか、迷惑なわけねえだろ

あなた
ちょっと、何すんの…!


ガシガシと頭を掻き乱される。


lrn
とりあえず、今はこっち来い



そのまま手を引かれた。


そのまま、歩いてきた道を引き返した。













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