第9話

#07 罪悪感
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2026/05/17 10:51 更新






ゆっくり歩く道。





朝の空は青くて、爽やかで。

風も柔らかくて心地いい。





隣にはローレン。





何気ない会話が続いて。

何気ない時間が流れて。






………なのに。





どうしても、頭から離れないことがあった。










あなた
(このまま隠し続けるの……?)



私のことを、ローレンに。










あなた
……ねぇ
lrn
ん?





気づけば声をかけていた。


ローレンは軽く振り向く。






あなた
……タイムスリップって、信じる?






自分でも、変なこと聞いたなって思う。

いきなりタイムスリップの話なんて。




一瞬の沈黙。

あなた
(やっぱりおかしいよね)











lrn
んーロマンあるよなー
lrn
タイムスリップって

あなた
ロマン?
lrn
過去戻るとか、未来見に行くとか

あなた
信じてたりする?
lrn
いや、現実的にないだろ
あなた
ですよねー


あっさり否定される。

少しだけ苦笑した。




lrn
でも、もしあったら面白いんじゃね?

あなた
……そうだね


少なくとも今私は、

タイムスリップして良かったと思ってる。

こうしてローレンに会えたし。









lrn
てか、なんでそんなこと聞いた?

あなた
……え


足が少しだけもつれた。

ローレンがふいに言う。



lrn
急にSFみたいな話してきたじゃん

あなた
ちょーっと気になって?


とっさにそう答える。

声が震えてしまった気がした。





ローレンはじっとこちらを見てくる。



lrn
ふーん?



心臓が早くなる。



ローレンの視線が、

全部を見透かしている気がして。



lrn
そういうの好きだったり?
あなた
そういうの?
lrn
タイムスリップとか
あなた
(いや別に好きなわけでは……)




でも、ここは誤魔化しのチャンスなのでは…



あなた
す、好き!好き!!大好き!!
lrn
お、おう……



ふぅっと安堵のため息をつく。




ローレンは納得したのか、諦めたのか

それ以上聞いてこなかった。





それが逆に苦しくなる。




隠し事をしていて、

騙しているような感じだったから。



いつか、この人に────




あなた
(全部話したいな)











lrn
帰ってゲームしよーぜ

あなた
あ、うん!


慌ててローレンを追いかける。






────もし、本当のこと話したら。

この人はどうするんだろう。





信じるのかな?

それとも、笑って流すのかな?





でも、今は怖くて話せない。

この関係を壊したくなかったから。











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