ローレンは懐中電灯を持ち
前を歩いくれている。
はあ…
練習だけで疲れてるっていうのに、
何で肝試しなんかしなきゃいけないの !!
そんなことを思いながら歩くこと10分
私たちは肝試しだということも忘れ、
会話に花を咲かせていた
きっとそういうところが
彼女できない理由だよローレンくん…
そんなことを思いながら、
ロレが帰ってくるのを待つ。
タッタッタッ——
階段を降りてくる音が聞こえる
え、もうロレ帰ってきたの?
暗くてよく見えないが、
少し小刻みに震えてるように見える
ダダダダダダッ
あれ、また階段降りてくる音?
え、ローレン… ?
なんで、もう帰ってきてるじゃん、、
目の前にいるロレに目を移そうとすると、
そこには誰もいなかった。
やばい、体動かない
ロレが私の手を引っ張って走り出した。
どうしよ、何も考えられない、怖い…
このロレは本物…?
頭が真っ白になりながら
ロレに手を引っ張られ、
ゴールに向かってとにかく走っていった。













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。