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第9話

仇〜男の子〜
39
2026/03/09 22:49 更新
いつからか、
突然男の子の泣き声が聞こえるようになった

姿は見つからないし、声だけ
うわぁーんと言うように大泣きだ
食満留三郎
どうしてだと思う?
あなた
さぁ、
あなた
ほかの忍たま達が何処かで
隠れて弱音を吐いてるんじゃないですか?
食満留三郎
俺もうそう思ったんだが、
聞いたことない声だったんだよ
あなた
……優しい食満先輩には難しいかもしれませんが
あなた
暫くは気をつけた方がいいかもですね
食満留三郎
何を?
あなた
それでは…僕、乱太郎達に手裏剣教えてって言われてるので
食満留三郎
え、ちょっ待ってくれ!
しんベヱ
せんぱーい
しんベヱ
これどこにしまえばいいですか?
食満留三郎
ん?嗚呼それは用具倉庫の一番端の棚だ
しんベヱ
わかりましたぁ
食満留三郎
おう!
富松作兵衛
先輩そろそろ、塀の修理に移りましょう
食満留三郎
そうだな!


いつも通り、泣き声も聞こえない

結局あなたの下の名前の言っていた
気をつけるって何をだ?
  
うわぁぁん
食満留三郎


今日は近いところからする

後ろをむくと、
1年生の忍び装束をきた、男の子が立っていた
食満留三郎
(見たことない顔だ)
食満留三郎
どうした?
一年生
助けて、助けて
一年生
辛いよ
一年生
怖いよ
一年生
助けて



ひたすらに言葉を言う姿は少し気味が悪かった
あなた
……
食満留三郎
ぁ、あなたの下の名前!
食満留三郎
こいつ誰かわかるか?
あなた
知りませんよそんな人
食満留三郎
え、?
蛹悶¢迚ゥ
助けて、助けて 
蛹悶¢迚ゥ
怖いよぉ
蛹悶¢迚ゥ
あはっあははっ
蛹悶¢迚ゥ
たすけて
蛹悶¢迚ゥ
うわぁぁん
蛹悶¢迚ゥ
あはっこわいつらいよ

情緒さえ不安定と読み取れるような雰囲気
あなた
だから言いました、気をつけてっと


その1年の頭をあなたの下の名前は手で叩いた

そうすると塵のようになり消えていく
あなた
きっと、先輩の優しさに寄せ付けられたんでしょう
あなた
あのまま、話を聞いていれば
先輩は今頃ここにはいませんよ
あなた
改めて、気をつけてください
食満留三郎
……ぉ、おう


僕の想像的に、食満は怪異とかそう言ったものを信じてないと思う
けど、本人自体は吸い寄せやすい性質

優しい兄貴体質だからこそ、子供の幽霊とかを色んなところから持ってきてそう

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