第42話

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2020/10/13 14:05
大晦日
貴方
貴方
着物と……
ええっと……あとは……
理鶯
理鶯
気をつけていくんだぞ。
貴方
貴方
あ、ありがとうございます…
家のこと、よろしくお願いします。
理鶯
理鶯
任しておけ。
琴奈が来てくれるみたいだからな。
左馬刻
左馬刻
準備できたか??
貴方
貴方
はい!!
左馬刻
左馬刻
大荷物だな……
貴方
貴方
あの…着物入ってて…
左馬刻
左馬刻
あぁ、着てくのか。
着付けのやつ明日つけておくからな。
貴方
貴方
ありがとうございます。
今からあたしと左馬刻さんはヨコハマディビジョンに行く。
明日の宴会に向けて左馬刻さんの事務所に泊まって行くことにした。
朝は早そうだし…
あたしたちは左馬刻さんの部下の車に乗ってヨコハマディビジョンに行くことに。













左馬刻さんの事務所
部下
カシラ‼︎姉御‼︎‼︎
おかえりなせえ!!
貴方
貴方
だから姉御じゃないって……
左馬刻
左馬刻
そんなに何回も言うなら姉御になれよ笑
貴方
貴方
いやあたし喧嘩強いわけでもないし……
部下
カシラ…報告なんですが……
左馬刻
左馬刻
あぁ、なんだ?
左馬刻さんは椅子に座り、あたしはその膝の上に座らされる。
部下
天慈組がなにやら違法マイクを作成したようです。
貴方
貴方
違法マイク…??
左馬刻
左馬刻
…まだあいつらには動きがないか。
部下
あくまでもこれは噂です。
本当かどうか……
左馬刻
左馬刻
あぁ、年越す時になにもおきなきゃいいけどな……
確かに今天慈組が全然動いてないのもおかしい。




なんのためなのか……
そう思ったら、左馬刻さんと二人きりになった。
貴方
貴方
ねえ、左馬刻さん…
違法マイク作ってるって……
左馬刻
左馬刻
ほんとはサツ行きになるかもしれねえが……
どうだろうな。
天慈組は手間だからなぁ…
銃兎が困るくらいだからな。
貴方
貴方
…そうなんですね。
あたしの兄 爽秀がいる組でもある。



あたしはどうすればいいのかよくわからない…
左馬刻
左馬刻
俺らの組が守るから心配するな。
俺もいるから。
貴方
貴方
うん…ありがとう……
左馬刻
左馬刻
だが…爽秀が…
一番厄介だと俺は思ってる。
貴方
貴方
なんで??
左馬刻
左馬刻
あいつはヒプノシスマイク で複数人倒せるくらいの力はあるみてえだ。
だから力は相当ある。
貴方
貴方
…それは……左馬刻さんでも…だめってこと??
左馬刻
左馬刻
………
貴方
貴方
じゃああたしも行けば…
左馬刻
左馬刻
お前は来るな。
貴方
貴方
え??
左馬刻
左馬刻
俺はこれ以上無理はさせたくねぇ。
だから……
貴方
貴方
左馬刻さん……
左馬刻さんがあたしを後ろから強く抱きしめた。
左馬刻
左馬刻
もうあんな死にそうなくらいになって欲しくねぇんだよ…
貴方
貴方
…分かりました。
でも、左馬刻さんが本当に危なかったら…
あたしもやりますから。
それは分かっててください。
左馬刻
左馬刻
あぁ、分かった。

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