鈴木 side
今日は朝から奏の様子がおかしかった。
顔色が悪くて、普段朝からリハがある時は必ずと言っていいほど誰か誘いコンビニに行くのに今日は行かない。
加えていつも10分前には来るはずの影とつばっくんが、めずらしく5分前になっても来てない。新は多分反対側の電車乗っちゃったとかだろう。
ガチャッ
拓也「あっぶねぇー!セーフ?!」
「ギリセーフだね」
拓也「今日つばっくん体調悪いみたいでさ、でもリハは外せないって言う事聞かないから連れてきた」
俊介「まじか。無理すんなよ」
泰我「うん、ありがとう、」
マネ「今日加藤さんみたいだから、もう行った方がいいかも」
俊介「まじかぁぁ、」
奏「がんばろーよ」
加藤さんはダンスの先生で時々一緒になるんだけど、とてもといっていいほど厳しくて、少しできないだけで精神的に詰められる。
でもこの人のおかげでってのもあるから、誰も何も言えない。
ただこのままじゃ新は遅刻してくる。
確実に怒られる。
一同「おはようございます、」
どんよりとした気分で入る。
加藤「もっと明るく!アイドルでしょ?明るく挨拶!そのくらいのことは出来ないと。」
ほら、こんな感じ。
うん、終わったね。
加藤「あれ、1人足りないよね?また遅刻?」
「恐らく、」
加藤「ふーん、とりあえずいるメンバーで先始めるよ」
拓也「今日椿くん少し体調が良くないみたいで、途中1人だけ休憩入れるかもです」
加藤「それはいいんだけど、そういうことは自分で言おうね?大人なんだから。」
泰我「はい、」
加藤「始めるよー」
一同「お願いします」
つら。
こんなの体調悪い椿くんなんて辛すぎるでしょ。
だってこの人全然休憩入れないから。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!