月曜日、
下駄箱に手紙が入っていた。
相手はリリー君だった。
どうやら放課後に来て欲しいとの事。
何か悪い事でもしたのかな…?
昼休みになり、
皆でお弁当🍱を食べる時間になった。
そして放課後、リリー君が待っている所ヘ…
他に好きな人がいたんだ…
でもこれでモヤモヤしなくて済む分
私は少し安心した。
次の日、
また熱を出して学校を休む事になってしまった。
昨日の事がショックだったのかな…?
私はもう一人好きな人が出来た。
だから今手紙を書くかを考えてる所だ。
しばらくすると、
ラインでメッセージが届いた。📧📲
ラインでの会話🔽
新しい席か…と
なんとなく席を把握する。
亜生君とリリー君が近くだったのが
濱家君と屋敷君が近くになるらしい。
なるほどね…。
熱を計ると36.5℃と平熱に戻っていた。
よし、手紙を書ける体調になった。
早速机に向かい、
いつもとは違う便箋✉️を使って書く。
これは違う人から来たと思わせる作戦だ。
しかし、書いている途中でまたラインがきた。
体調まで心配してくれるなんて、
相当迷惑かけてるかな…。
次の日、体調も治り手紙✉️を下駄箱に入れた。
そう話してる間にやって来た。
まだ中身は見ていないらしく
凄く怪しんでいる様子。
駄目だ、
ここで言ったら私が書いた事がバレる。
昼休みにお弁当を食べる時間に言おう。
お弁当を食べる時間、
朝の手紙の件について話した。
一方、
シュウペイと松陰寺太勇の2人は…
帰りは一緒に帰ろうと誘われ、
一緒に帰る。
そして、
分かれ道で2人と離れる事になった。
家に帰り、早速ベッド🛏️に寝転ぶ。
好きな人2人と一緒に帰るなんて、
こんなに緊張するもんなのか…。
そしてすぐにラインがきた📧📲
ラインでの会話🔽
ありがとうってどういう事?
今までそんな事言って無かったじゃん。
手紙渡したからかな…?
ますます困惑する…頭が爆発しそうだ🤯
ここで私は疑問だったのが
手紙の返事についてだった。
『時間掛かるかもだけど必ず渡すね!』
って事は返事は書くのかな…?
そういえば松陰寺君はどうするんだろう?
今日は早めに寝ようかな?
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。